不登校タイプ情緒混乱型について
不登校や引きこもりの原因としても多いのが、この「情緒混乱型」タイプの不登校です。このお子さんの特徴としては、学校を休むことに対して「強い罪悪感」を持っていることです。前日には「明日は学校いく!」と言って準備をしますが、実際朝になると、頭痛や腹痛などの身体症状によって学校への行き渋りをします。また登校時間になり、登校を促すと情緒不安定になり、騒いだり、暴れたりすることもあります。休日は精神的に安定しており、外出することもあります。このタイプのお子さんは、学校に行く意欲はあるのですが、学校に対する強い「不安」が原因で不登校になってしまいます。そのため、友達と会う事も嫌がります。
一般にみられる症状
- 前日の夜には登校する意欲をみせますが、いざ当日になると頭痛、腹痛、吐き気などの身体症状により学校に行き渋る
- 学校が終わる時間や休みの日は元気になる
- 登校しなくてはいけないという気持ちは強く、行ってないことに対する罪悪感は強い
- 遅刻早退を嫌い、普段通りの登校にこだわる
- 親御さんに対して否定的な態度を取り、自分の部屋に閉じこもったり、昼夜逆転の生活になったりする
不登校と情緒混乱型
情緒混乱型タイプから不登校になるお子さんの特徴として、感受性が強く、内向的な考え方をしがちで、真面目で几帳面、完璧主義な性格というのがあります。また、もともと勉強やスポーツを頑張っていたり、出席も皆勤に近い状態であったり、親御さんや学校の先生の期待に応えようとしてきた子になりがちです。そういった面からもとは「良い子息切れ型タイプ」と称されていました。このタイプのお子さんに関しては、本人の努力、挫折感を認めてあげることが大切です。その上で、より頑張らせるのでも、期待をかけないようにするわけでもなく、お子さんの意思にあった目標を立ててフォローしてあげる必要があります。
あすなろのサポート体制
お子さんのやる気に合わせた学習目標を立ててあげるので、無理なく指導が可能!
情緒混乱型タイプのお子さんに関しては、今までに比べて期待をかけないようにと一変してしまうと、見捨てられてしまったという気持ちが出てしまい、逆に、過度な期待をかけてより頑張らせるというのも逆効果になります。私たちあすなろでは、お子さんのその時の状況と学習意欲をもとにして目標を作るようにしています。そこに向かって、一緒に学習を進めることによって、勉強に対する自信が再度身につくように指導を心がけています。
お子さんの良い所を見つけて「ほめる」ことでやる気UP!
お子さんが勉強に対して、努力をしていたり、頑張っていたりする姿を見せたときは、必ずほめるようにしてあげています。「○○出来る様になってるね!」、「ちゃんと出した宿題も完璧に出来てるじゃん!」など、お子さんの頑張りの過程をほめてあげることによって、良い面をしっかり見ているということをお子さんに伝えてあげます。罪悪感を持ってしまっているお子さんに対して、いろんな方面からほめることによって、少しずつ自信を与えていき、学校に行けているころの状況に少しずつ戻せるように教えています。
家庭教師の先生と二人三脚で協力して「登校」を目指すサポート体制!
心理的に楽になり始めたお子さんは、将来に不安や焦りを感じ始めます。そうした時に、学習意欲もともなって出てきます。ただ、学校に行けていない状況のお子さんは、実際勉強意欲が出たとしても、「なにをすればいいか分からない!」状態です。だから、あすなろでは、お子さんの理解度、学習状況に合わせて、やるべき勉強内容をアドバイスし、学習面における登校までの道筋を示してあげます。少しずつ自信を与えて、復帰までのサポートをさせて頂きます!