不登校期間中は毎日が挫折の連続です。
「今日も学校に行けなかった。」「今日も起きられなかった。」など、学校に行きたくない・行けない自分を責めて落ち込んでしまいがちです。
不登校期間中に自信と自己肯定感を失ってしまう生徒も少なくありません。
自信と自己肯定感を失うことは、人生において、学校に行っていない期間があることよりも遥かにマイナスに働きます。
不登校のお子さんが自己肯定感を身に着けるためにできることをいくつかご紹介したいと思います。
1.学校に行けなかったお子さんを責めない
学校に行けなかった子どもへの声かけって本当に難しいですよね。
ここで一番大切なのは子どもの感情や行動をそのまま認めてあげることです。
学校に行きたくない子供には「学校に行きたくない、ということも大切な気持ちなんだよ。」と認めてあげる、学校に行きたくても行けない子どもには「学校に行けなくてつらいね。」と認めてあげることが大切です。
2.達成感を味わえるようにする
不登校期間中は何もすることがなく、時間を持て余しがちです。
何もしない時間が多いとネガティブな方向に考えてしまいやすくなりますし、「何のために生きているのか」と自分の存在に価値や意味がないと思いやすくなります。
本を一冊読み切る、プラモデルを組み立てる、ドリルなどの自宅学習をする、習い事をする、運動に取り組んでみるなど、子どもの興味や年齢に合わせてやってみましょう。
本人にとって意義のあり、達成感を感じられることであればなんだって構いません。
とにかく意義のある時間を過ごしている、これなら頑張れる、ということを見つけて行動するということが子どもの自信や自己肯定感に繋がります。
3.家族・学校の先生以外の大人と話をする
親の友達でもいいし、習い事の先生でもいいし、カウンセラーでもかまいません。
親や学校の先生ではない大人と話をすることで子どもは家庭や学校にはない価値観に触れることができます。
「こんな価値観があるんだ。」「この人はこういう風に考えるんだ。」「いろんな考え方の人がいるんだ。」と感じる経験が、自分にも他人にも寛容になり、個性を認めるきっかけになります。
とはいえ、一人で遊びにいって何歳も年上の大人と遊んでいたり、SNSなどを通して見知らぬ大人と話すことは危険を伴うため、避けるべきです。
親が信頼できる友人との遊びに子どもを連れて行ってみたり、先生とのコミュニケーションが多い習い事をはじめてみたり、フリースクールやカウンセリングに通ってみたりなど、選択肢はいろいろあるので親御さん・お子さんどちらにも負担にならない方法を探してみましょう。
4.勉強についていけるようにしておく
「今日は行けるかもしれない。」
子どもがついにそう思ったとき、勉強についていけないかもしれないという不安は大きなハードルになります。
いざ学校に行こうと準備をして玄関まで出てきても「今クラスではなにを勉強してるのか分からないから、学校に行っても授業についていけずに恥ずかしい思いをするかもしれない。」と思うと、途端に足がすくむものです。
このような事態を防ぐためにも学校の先生と密に連絡を取り合い、授業がどこまで進んでいるのか、クラスでどんなことが流行っているのかなどについてよく聞いておく必要があります。
教科書を使って家で教えることを負担だと感じたら、家庭教師などを利用することも一つの手です。
家庭教師は教えるプロなので子どもに勉強に対する興味を持たせ、楽しいと思わせてくれます。褒めるべきところはしっかり褒めて自信を身に着けさせながら勉強を教えてくれます。
それは子どもにとって、自信や自己肯定感に繋がるいい経験になることでしょう。
以上、不登校生が自信と自己肯定感を身に着けるためにできることを四つ、紹介しました。
不登校中は子どもにとっても、親にとっても、悩みの多い時期です。
いつも機嫌よく、完璧な親になれなくてもいいんです。頼れるサービスに頼りながら、心の余裕を持つ努力をする姿を子どもに見せるだけでそれは親として立派な行動です。
学校に行かず、家にいる時間は勉強よりも大切なことを一緒に学び、成長できるチャンスだと考えてみるのはどうでしょうか。
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不登校のお子さんの教え方についてよくあるご質問
不登校のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。