不登校のお子さんのためにできることって?

我が子が不登校になった時、親としては不甲斐なさ、後悔、自責、怒り…様々な感情が押し寄せてきます。
何が何でも登校させたいという気持ちになるのは当然です。
ただその思いはなかなかすぐには届きません。お子さんは相当な覚悟で不登校をしているのです。
不登校の理由は様々で、しかも色々なことが絡み合っており、単純な因果関係で解決すれば登校できるというものではありません。

では、親として何をどうすればいいのでしょうか。
一般的な回復の段階を説明し、対応の基本をお伝えしたいと思います

不登校の始まりから回復までの段階

不登校の初期の時期は、身体の不調を訴えて欠席することが多くなります。
おなかが痛い、頭が痛い、めまいがする、足が痛い、吐き気がする、といった具合に、様々な身体の不調を訴えます。
これは仮病ではなく、本当に痛いのです。心の反応が身体に出ていると言えます。

同時期に気持ちも不安定になります。
学校に行かなければいけないのに自分はどうしてしまったのかと不安、焦りやイライラ感、緊張感、恐怖感などを感じており、食欲がなくなったり、眠れていなかったりするお子さんもいます。
この時期、親は最初、身体の心配をして受診したり、休ませたりしますが、身体的にどこも悪いところがないと分かると、何とか登校させ始めます。
朝のバトル、夜の説得…ということが続くと、お子さんのエネルギーは益々低下し、朝、起こすと怒ったり、学校の話をすると暴力的になったり、不安定になったりということが続きます。

朝のバトル、夜の説得…など無理に登校させようとする

不登校イメージ画像

エネルギーが低下し、余計に学校へ行けなくなる

不登校イメージ画像

紆余曲折を経て、登校への圧力がなくなり、家庭で不登校が受け入れられるようになると気持ちが安定してきます。
これまでの相当な不安と緊張感から解放されると、スマホ、ゲーム漬けの昼夜逆転といった一見、怠惰で無気力な生活になっていきます。
この時期、中学生でも母親に甘えるような行動を取ることがあります。
親としては不安な時期ですが、この安心して家に居られるという時期はよく「さなぎ」に例えられるように、成長して飛立つためには大事な時期です。

家庭の中で安心して過ごしている内に、少しずつ「〇〇をしたい」という前向きなことばが出てくるようになります。
実際はまだ動き出せないことも多いですが、気持ちは前向きになっていきます。
家族に「分かってもらえる」経験をする中で出てくる自主性、主体的な選択の中に「学校に行ってみようかな」という選択が含まれてくるというのが大事です。
この期間が、数カ月ということもありますし、年単位でかかることもあり、親としては途方もない時間に感じられると思います。

安心して家に居られるように

どうして行きたくないかと聞かれても分からない。ただ、いい子でいなければいけないと思ってずっとがんばってきたのに疲れてしまった。
風邪をひいて休んだ後、学校に行くのが怖くなった。自分が休んでいる間に、何かが変わったのではないかと思うと怖かった。
いじめがあり、自分の居場所がなかった。学校に行って、死んでいるような生活をするのはもう嫌だと思った。

不登校を経験した子どもたちの声です。朝が来なければいいと話す子どもたちもいます。

このようなお子さんに、登校を強制することがどれほどお子さんを苦しめることになるのか分かります。ただ、登校させればいい訳ではないのです。
安心して家に居られるようにして、登校できない背景にある不安や恐怖、思い込みなどをどうしたら軽くできるかを考えます。
 安心して家に居られると、お子さんの心と身体の不調はだんだんと安定していきます。登校しようという気持ちになったり、進学について考えたりするのはその次の段階です。

お子さんへの接し方

安心して家に居られるようになっても、日中は級友が学校に行っているという負い目があり、ストレスのある日々が続きます。不安を埋めるために、母親に甘えるお子さんも多くなります。
このような甘える時期を経て、お子さんは成長していきます。まずは甘えを受け止めてあげることです。
中学生になっても母親と一緒に寝ようと言ってきたり、ベタベタと甘えてきたりすることがあります。
また素直に甘えられず、家庭内暴力という形で現れることもあります。
暴力を容認する訳にはいきませんが、背景にある不安な気持ちは理解してあげることが大切です。

高価なものを欲しがる時も同様です。甘えを受け止めることと、甘やかすことは異なります。
本当は何が欲しいのか、専門家の力も借りて考えていかれるといいでしょう。
登校や進路についてとやかく言う時期ではありませんが、生活面については何でも好きなようにしてOKなのではなく、今まで通り家庭のルールを伝えていくといいと思います。
ただ、朝起きられないのは、登校できない負い目があるという気持ちは理解してあげなければいけないのが難しいところです。

あすなろスタッフ:はるみ
いかがだったでしょうか。不登校のお子さんがいると、親は様々なことを考えさせられます。
ただ、そのようなご家庭に守られ、お子さんは自分は自分でいいのだと思えるようになっていきます。そうなれば、学校に行くことも含めて、主体的に行動し始めます。 自分の意志で主体的に人生を選び取っていけるよう、サポートしていきましょう。私の子なんだから大丈夫、と言ってあげられるといいですね。

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