不登校のお子さんの家での過ごし方:ネット・ゲームはやめさせた方がいいの?

不登校のお子さんの家での過ごし方の原則は、『安心して家庭で過ごせること』、これに尽きます。「他の子は行っているのに」「どうして行かないの?」などと追いつめるようなことは禁物です。お子さんの罪悪感を高めるだけで、効果がないばかりか、前向きな気持ちもしぼんでしまいます。不登校はお子さんのためには「必要な充電期間」ととらえ、家でよい時間が過ごせるように考えましょう。

ただ、家に居る時間が増えると同時に同年代との交流がなくなり、家族との関係が密接になります。親との葛藤が高まったり、インターネットやゲームに没頭したりということも必然的に増えてしまいます。

オンライン授業が導入されたことも相まって、現代の子どもたちはパソコンやタブレットに向かう機会が増えています。
そのままつい、動画を観たり、ゲームを始めたりしてしまうのはある程度、仕方のないことでしょう。ただ、家に居る時間の長い不登校のお子さんはさらにその時間は伸びます。
ネット、ゲームへ依存し、昼夜逆転になると引きこもりがちになるため、ご家族はとても心配されることと思います。ネットやゲームへの依存は、不登校のお子さんが学校以外の居場所を見つけることになり、家から出ない原因となることもあります。
また、ゲームやネットに依存することにより、昼夜逆転や睡眠障害となり、不登校を維持する原因だけでなく、不登校が始まる原因にもなっています。

ネット・ゲームに没頭する理由

お子さんがネット・ゲームに没頭してしまうのはどうしてなのか、その背景の気持ちにまで思いを馳せてみましょう。登校していないため、時間がある、友達と遊ぶ機会が減り、他に楽しみが見つけられないといった理由はありますが、漠然とした不安に向き合いたくないということも理由のひとつです。

お子さんは自分自身、不登校の理由も明確ではなく、自分の不安についても漠然としているものです。また親に本音を言わないことも多々あり、伝えられていない気持ちの中に、登校できない自分に対する葛藤、不甲斐なさ、親に対する申し訳なさが含まれているものと考えられます。自分が多くの同年代の生活と異なっていること、大人になるための路線から外れていく不安は、誰かに言われなくても毎日、毎日突きつけられています。カウンセリングを受けていたり、医療機関のサポートを受けたりしていれば多少は緩和されますが、そうであってもふと湧き上がってくる心配や不安が抱えきれなくなると、それを忘れさせてくれるネットやゲームに手が伸びるのです。

親に本音を言えない

親に本音を言えない

心配や不安が抱えきれない

心配や不安が抱えきれない
あすなろスタッフ:はるみ
ネットやゲームに没頭している間は、程度にもよりますが、つらい気持ちを忘れさせてくれる、やりたくてやっている訳ではない、という場合もあります。ネットやゲームに没頭し、切り上げられないでいる姿は、お子さんが助けを必要としている証かもしれません。

不登校のお子さんの家庭での過ごし方

ネットやゲームばかりしている姿を見ると、親は何とかやめさせ、少しは勉強を…という気持ちになります。ですが勉強は学校を思い出してしまったり、授業を受けていないという不甲斐なさを突き付けられたりして、思うようにいかないことが多いでしょう。気持ちが沈む時に、前向きな勉強は難しいものです。

そんな時、大好きなYouTuberの動画を見て少しでも明るい気持ちになったり、はまっているゲームに没頭してクリアしていったり、ということが大事だということもあります。単調な生活の中で、お子さんが新しい興味、発見をするのもオンライン上になるかもしれません。

よく「お子さんの気持ちをきちんと理解し、受け止めてあげましょう」という助言をされますが、受け止めるのはお子さんの気持ちであり、行動自体は受け入れられないことがあります。お子さんのお話をよく聞き、不甲斐ない気持ちや不安な気持ちを認めつつ、だからと言ってお子さんの言いなりになることがお子さんのためになるとは限らない、ということです。ネットやゲームの時間についてはご家庭でのルール作りを行い、それを守らせることが、お子さんをネットやゲーム依存から守ることになります。

少しでも明るい気持ちになれる!

親に本音を言えない

新しい興味、発見できる!

新しい興味発見できる!
あすなろスタッフ:はるみ
ネットは上手に使えれば、新しい世界が広がり、新たな夢が見つかるツールにもなります。親がメリハリをつけた使い方の見本を見せてあげましょう。

おわりに

お子さんが家で過ごす時間が長く、動画を観たりゲームをしたりで1日終わってしまうと、親は不安に押しつぶされそうになると思います。お子さんなりにそこに楽しみを見つけているのか、新しい発見をしているのか、それともただ不安な気持ちを忘れるためにやっているのか、様子を見ながらルールを守らせるようにしましょう。

そのせめぎ合いもまた、親子の大事な接点になります。
ネットやゲームへの依存は、本当はつながりたい人とつながれないことが原因だと言われます。
ゲームから一旦離れるためには、代わりに一緒にできることがあると良いかもしれません。外出する、料理をする、買い物に行く、話を聞く、身体を動かす、お茶をする…など、お子さんの興味に合わせて誘い、ネットやゲームから離れる時間を作るサポートをしていきましょう。

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