内申書(調査書)ってなんだろう

内申書(調査書)って何だろう?

内申書とは、受験生が中学生の時にどういう成績を取っていたのか?どういう生活をしていたのか?などを高校に知らせるための書類です。

内申書とよく言いますが、正式には調査書といいます。(このページでは内申書と言います。)内申書は都道府県によっても呼び名は変わり、関西圏では、「調査書」(大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)、「報告書」(京都府)、「個人調査報告書」(滋賀県)と呼んでいます。
高校入試では、学力検査と同等に内申書の成績が評価されるので、内申書の対策が重要になってきます。

高校入試において学力検査と内申書は同等評価

内申書(調査書)に書いてあることは主に3つ!

都道府県によっても変わりますが、内申書に書いてあることは主に3つです。
1. 「学習の記録」、2. 「特別活動の記録」、3. 「出席状況」
高校受験をする生徒さんが「中学校生活においてどんな生徒で、どんな学習状況だったのか」を高校に伝えるための資料で、合否を判定する材料となります。

①学習の記録

いわゆる「内申点」のこと。「評定」欄は、5,4,3,2,1の5段階で記入されます。
基本的に中学校1年生から中学校3年生の各学年の学年末の通知表の成績が記入されます。(中学3年生は2学期までの成績)

以前は、相対評価(例:クラスの中でどれくらいの順位にいるか)で評価されていましたが、最近はどの都道府県でも絶対評価が取り入れられています。

絶対評価って?

絶対評価とは、学習指導要領に示す各教科・学年で学ぶべき目標がどの程度実現できたか、その実現状況をみる評価です。

②「特別活動の記録」

部活動や、生徒会活動、学校行事、ボランティア等、特筆すべき事柄があるときに記入されます。
これは自治体によって変わりますが、特別活動を評価に入れている地域もあります。
特にスポーツ推薦を考えている人はこの特別活動の記録が重要になってきます。

実際に、文部科学省から学習成績以外の記録にも十分に配慮するようにという通達が出ています。

特別活動の記録って大切?

”生徒の個性を多面的にとらえたり、生徒の優れている点や長所などを積極的に評価するため、調査書の学習成績の記録以外の記録を充実し、活用するよう十分配慮すること。
その際、点数化が困難なスポーツ活動、文化活動、社会活動、ボランティア活動などについても適切に評価されるようにしていくことが、望ましいこと。”
高等学校の入学者選抜について(平成五年二月二二日、文初高第二四三号)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19930222001/t19930222001.html

③「出席状況」

出席日数、遅刻・欠席日数が記入されます。

欠席日数が多くなると、入試に不利に働く場合もあります。年間20日や30日を超えると受験に不利だという声も聞きますが、高校によっては問題ない場合もあります。出席日数が心配になった時は、一度学校の先生に相談してみるのが一番です。


内申点を上げる秘訣って?

内申点を上げるためには以下の事が挙げられます。
①中間・期末テストの点数を上げる。
②提出物を期限内に提出する。
③授業態度を良くする。
④実技4教科にも力をいれる。

①中間・期末テストの点数を上げる。

内申点のなかでおよそ7割が中間・期末テストの点数と言われています。つまり、テストの点数を上げることが内申点に直結します。

テスト前だけ勉強するのではなく、普段から学校の授業を押さえる予習復習をしっかりして、テストに備えましょう。

②提出物を期限内に提出する。

中間・期末テストの点数を除けば、次に大きい割合を占めるのは提出物です。
ワークやノートは必ず期限内に提出しましょう。たまに実施される小テストの点数も入ってくる事もあります。

③授業態度を良くする。

内申点の中には授業態度も入ってきます。普段の授業は積極的に参加しましょう。
挙手・発言などをして積極的にアピールし、授業に集中しましょう!お友達とのおしゃべりは厳禁です。

④実技4教科にも力をいれる。

内申点は主要5教科の英語・数学・国語・理科・社会だけではなく、実技4教科の音楽・美術・保健体育・技術家庭にもつきます。

自治体の中には主要5教科よりも、実技4教科の配点が高い所もあります。専門学科(スポーツ科、音楽科、美術科など)などを受験する場合、配点等の確認を志望高校が決まった時に確認するようにしましょう。

大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山の内申点について

大阪府の内申点について

大阪府では中学1年生から中学3年生までの評定が利用されます。
特に、中学3年生の評定は中学1,2年生と比べて3倍になるので、特に中学3年生の成績が重要になります。

もちろん勉強には繋がりがあるので中学3年生から急に勉強を始めるよりも、中学1年生からコツコツ対策を取っていきましょう。

内申点 合計450点
●3学年の評定 各教科5段階×9教科×6倍=270点
●2学年の評定 各教科5段階×9教科×2倍=90点
●1学年の評定 各教科5段階×9教科×2倍=90点

兵庫県の内申点について

兵庫県の内申点の特徴としては第3学年のみの評定を使用することにあります。
また、実技4教科の割合が高くなってきます。

内申点 合計250点
●主要5教科の評定 (第3学年の)各教科5点×5教科×4倍=100点
●実技4教科の評定 (第3学年の)各教科5点×4教科×7.5倍=150点

京都府の内申点について

京都府では実技4教科の評定が主要5教科の評定に比べて2倍あります。
主要5教科はもちろんのこと、実技4教科の対策もしっかりしましょう。

内申点 合計195点
●主要5教科の評定 各教科5点×5教科×3学年分=75点
●実技4教科の評定 各教科5点×4教科×3学年分×2倍=120点

奈良県の内申点について

奈良県の内申点は、中二と中三の9教科5段階評価の成績を、中二はそのまま、中三は2倍した数を合計します。各教科15点満点で、合計135点満点となります。

内申点 合計135点
●中二の評定 各教科5点×9教科=45点
●中三の評定 各教科10点×9教科=90点

滋賀県の内申点について

滋賀県の内申は中学1年生から中学3年生の3学年分必要になってきます。
学力調査得点:個人調査報告書(内申点)=(7:3)または(6:4)または(5:5)の割合で評価されます。割合は受験する高校によって変わります。

比較的上位の高校ほど内申点よりも学力調査の点数が重要になります。

内申点 合計135点
●9教科の評定 各教科5点×9教科×3学年分=135点

和歌山県の内申点について

和歌山県の内申点の特徴として、中学1年生から中学3年生の3学年分の評定が使用されます。特に中学3年生の内申点は中学1,2年生に比べて2倍で計算されます。

内申点 合計180点
●3学年の評定 各教科5段階×9教科×2倍=90点
●2学年の評定 各教科5段階×9教科=45点
●1学年の評定 各教科5段階×9教科=45点

あすなろスタッフ:はるみ
内申書の記載事項や高校入試での活用の方法は、都道府県によって違ってきます。
高校受験成功のカギは、普段のどのように学校生活を送っているのか、またどうしたら内申点が上がるのかを理解しておくことがポイントです!
3年生の成績だけではなく、中学1・2年生の成績も大切になってきます。また、3学期制でも2期制でも、学期末に受け取る成績表が内申書に書き込まれることになります。
内申点は入学試験の点数と同等に重要で、高校受験ではとても重視されるものです。主要5教科だけでなく、副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の対策もしていきましょう!

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