高校受験の小論文(作文)対策について

小論文の書き方について抑えるべき5つの基本!

家庭教師のあすなろでは「小論文はどうやって書けばいいの?」「作文で文を埋めているのに点数に繋がらない…」などと相談されることが多いです。

実際に小論文(作文)が一番対策がし辛い分野と言っても過言ではないでしょう。その理由は、学校ではあまり詳しく小論文(作文)の書き方を教えてくれないとか、書く機会があまりないといったことが考えられます。
小論文(作文)を書く上で大事なことは、ただ何も考えずに書けばいいというものではなく、どうすれば点数がもらえて、どうすれば減点されるのかを分かることに尽きます。
ここでは、小論文(作文)を書く上で必ず守っておきたい大事なことをお教えします!

①原稿用紙の正しい使い方

まず、必ず守っておきたいのが原稿用紙の正しい使い方です。実際に小論文の得点の2~3割が正しい使い方が出来ているかに充てられていると言われています。

文字制限に気を付ける

はじめに気を付けたいのが、字数制限です。少なくとも8割以上の分量を書く必要があります。確実なのは9割以上なので、普段から小論文を書くときは9割以上を目安に記述しましょう。また、字数制限で「~字程度」や「~字以内」と書いてある場合が多いのですが、問題文をしっかり見てそれぞれ分量に合わせて書きましょう。

●~字程度→前後1割まで書く。
500字程度なら、450字~550字。
●~字以内→9割以上書く。
500字以内なら、450字~500字。500字は超えてはいけない。

段落は1字下げて始める

段落の始まりは必ず、1字下げて書き始めましょう。同じ段落にするなら句点『。』の後に続けて書いて、行をあけないようにしましょう。

段落分けをする

段落分けが無い文章はかなり読みにくいです。読み手は文がどういう構成になっていて、どこが大事なのか分からなくなります。

お勧めの分け方は3つの段落に分けることです。序論→本論→結論という順番で内容を段落に区切ると分かりやすいと思います。(※詳しい書き方は、後述の「④いきなり文章を書かない」へ)

文は極力短くし、だらだら書かない

文が長くなると、主語・述語が分かりづらくなり、意味が分からなくなります。

文が長い場合は、必要に応じて句点『。』で区切り、正しい接続詞を使ってつなげるようにしましょう。
必ず自分で読み直してみて、分かりやすいかどうかを確認すると良いと思います。


②語尾や言葉遣いに気を付ける

言葉遣はわかっていても、実際に使おうとすると「もの言い」や「言い様」など似たような言葉が多く、間違って使ってしまうこともありますよね。

そこで、語尾や言葉のつかい方のポイントを紹介していきます。

「です・ます」調、もしくは「だ・である」調に文体を統一させる

文体の統一は最も大事です。必ず「です・ます」調、もしくは「だ・である」調のどちらかに統一しましょう。
たまに「「です・ます」調と「だ・である」調のどちらがいいのか?」と聞かれることがありますが、結論から言うと統一してあるならどちらでも構いません。

自分の書きやすいほうを選べばいいと思いますが、文を書く練習をするときは必ずどちらかに統一して慣れておきましょう。

話し言葉はつかわない

普段何気なく使う言葉の中で「話し言葉」があります。この話し言葉を使うとくだけた言葉遣いになるので、小論文で使わないのはもちろんのこと、面接においても使わないように気を付けましょう。

●やっぱり→やはり
●「~。なので、~」→「~。だから、~」 など

形式名詞「事・時・物」に気を付ける

例えば、「そんなことない」、「たいしたものだ」といったように、漢字ではなくひらがなで書くほうが正しい場合もあります。

文章を書くときは漢字を使いましょうと言われますが、何が何でも漢字にすれば良いわけではないので、気を付けて文章を書きましょう。


③問題文を読み込む

小論文で一番重要なポイントは、出題者の意図を汲み取った解答を作成することです。その題意を読むために、必ず問題文は読み込みましょう。
そして必要あれば大事なポイントに線を引いて忘れないようにする工夫も必要です。

問題文で気を付ける部分

●「意見を述べよ」→自分の意見を書かないといけない
●「要約せよ」→文をまとめないといけない
●「理由を述べよ」→なぜなのか書かないといけない
●「具体例をあげて」→具体例を入れないといけない
●「体験を交えて」→自分の体験を入れないといけない 
など

上記のように問題文の指示に従って文章を書くことが求められます。逆に言えば、この指示を守ることで得点がもらえることになります。必ず問題文を読み込むようにしましょう。


④いきなり文章を書かない

作文で何も考えずに書き始めたことはありませんか?

恐らくほとんどの人が経験していることだと思いますが、何も考えずに書き始めると「何が言いたいか分からない」とか、「字数がオーバー(もしくは不足)してしまった」という経験があると思います。

まずは文章を書き始める前に、構成を考えることが大事だと言えます。

3段落(序論→本論→結論)で書くと書きやすい

序論では、設問の主旨に対する自分の意見や視点を書きます。例えば、問題文に「賛成か反対か立場を明確に」とあった場合の書き始めは、「私は、○○に賛成します。」と簡潔に書きましょう。
本論では、序論で述べた意見や考えの根拠(理由)を書きましょう。
●「なぜならば、~だからだ。」
●「例えば、~ことがあった。」
●「確かに~かもしれない。しかし…」
●「~と考える人もいるだろう。だが…」
といった構文を使うと、書きやすいので参考にして下さい。
結論は、序論で述べたことを繰り返し書いてまとめましょう。例)「よって、私は○○に賛成します」

ポイント!

ここで大事なのは必ず序論と結論は主張を合わせる事です。序論で「賛成します」といったことが、結論で「反対します」となっていたら、全くつじつまが合いません。こういった間違いを防ぐためにも、文章を書くときは必ず前もって構成を考えるようにしましょう。

⑤自分で書いて他人に添削してもらう

小論文を書く上で大事なことは、書く練習をすることです。いくら頭でどういった内容を書けばいいか分かっていたとしても、それを実際に言葉で表すことは難しいです。

また、問題の出し方にも種類があるので、どういった問題が出たとしても対応できるように、出題のパターンも理解しておく必要があります。

時間を計りながら小論文を書く

小論文を書くのに少し慣れてきたら、次は時間を計って書くようにしましょう。実際、本番の入試では時間制限があります。焦ってしまって最後まで書けなかったということも良く聞きます。

書くのに慣れてきたら本番をイメージして時間を決めて解くようにしましょう。

ポイント!

最後に大事なことは、書いた小論文は必ず先生に添削してもらうことです。小論文は答えが一つに決まっているものではありません。

色んな正答もあれば色んな間違え方もあります。始めのうちは何が正解で何が間違いなのか分からないと思います。小論文が上達する秘訣は、練習して先生に添削してもらうことです。
あすなろでは、受験前の小論文の対策を行っていますのでご安心ください。

あすなろスタッフ:はるみ
ここでは、小論文(作文)を書く上で大事な5つの基本を解説しました。この5つの基本を理解したうえで、実際に小論文を書いてみましょう。
基本が分かれば、後は慣れるだけです。演習を積んで、入試の時は実力を発揮できるように事前に対策をしていきましょう。
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