私立高校の入試を成功に導くためには?
高校受験において志望校を決める際に、「公立」にするのか「私立」にするのかを考えなければいけません。
高校入試には公立高校を第一志望にして、私立高校を「滑り止め」として受験する方法があったり、初めから私立高校を第一志望にして「専願(単願)」で受験する方法もあったり、多様な受験方法があります。
ここでは、私立高校入試について解説しますので、高校選択の助けの一つにしてもらえたらと思います。
私立高校の入試方法
私立高校入試で必ず理解しておいて欲しいのが専願(せんがん)と併願(へいがん)です。(専願のことを単願(たんがん)と呼ぶこともあります。)
専願と併願
●専願とは・・・受験して合格したら必ず入学しないといけない受験方法です。 ●併願とは・・・合格したら公立高校の受験結果を見てから入学するかどうかを決める受験方法です。
専願は合格したら必ず入学しないといけない縛りはありますが、その分併願よりも合格基準が下げられ合格しやすい場合がほとんどです。受験する私立高校が決まっている場合や必ず高校に合格したい場合は私立専願を選ぶと有利になります。
なぜ専願が優遇される場合が多いのか?
もちろん私立高校によっても変わりますが、私立高校は公立受験が失敗した時の滑り止めとして、併願で受験される場合が多いです。
つまり、公立高校との併願受験生に合格通知を出したとしても、全員が全員入学してくれるわけではありません。(一説には、併願受験生が公立高校の結果を受けて、私立高校に入学する割合(戻り率)は10%と言われています。)
ですので、私立高校からしたら併願受験生に合格を出したとしても、どれくらいの人数が入学になるのか確定しません。
回し合格(スライド合格)とは?
回し合格とは、高校に複数の学科やコースがあった場合、第一志望が不合格でも、他の学科やコースの合格に必要な条件を満たしていれば、第二志望や第三志望に合格することを言います。
私立高校の入試時期は?関西圏の私立入試日一覧
私立高校の入試時期は公立高校入試よりも早く、一般入試は2月の上旬がほとんどです。
●大阪:令和5年2月10日(金)
●京都:令和5年2月10日(金)
●兵庫:令和5年2月10日(金)
●奈良:令和5年2月6日(月)
●滋賀:令和5年2月2日(木)・3日(金)
●和歌山:令和5年1月28日(土)
基本的に受験できる私立高校は1校のみです。ただし、受験日が違っていたら(例えば大阪府と奈良県の私立高校を受験するといった様に)複数受験することは出来ます。もちろん私立高校を複数受験したとしても専願で受験できるのは1校のみです。
1.5次募集とは
1.5次とは、入試日を初日とする入学試験合格日以降、公立高校中期選抜までに行われる入学試験のことを言います。 1.5次試験を実施するのは、一部の高校になります。また、関西圏でも各府県で、違いがあります。
大阪府は、高校入試試験までの間に、私立高校の1次試験が行われ、不合格だった場合、もう一度私立高校の受験に挑戦できるチャンスになります。
私立高校の合格発表から数日で出願を締め切りる学校が多いです。その為、短い期間で拘置る高校の入試までに、私立高校に合格ができれば、少しでも安心して、公立高校入試日を迎えることができます。
各学校の定員人数も1次では350人でも、1.5次では定員人数が3.4人ということもあります。 1.5次試験を受けるほとんどの生徒さんは、合格圏内の学校を受けることが多いです。
ですので、1.5次試験を受ける場合は、実力以上の難関校にチャレンジするのではなく、合格確実なラインでの選択おすすめします。
大阪府では、以下の日程で掲載予定となっております。
●大阪:1.5次募集 令和5年2月8日(水)掲載予定・2次募集 令和5年3月15日(水)掲載予定
こちらの記事はを参考にし作成しています。
高校受験についてよくあるご質問
志望校への合格判定はもちろん、苦手な分野や間違えた問題等細かく判定してくれます。
受験に向けて問題慣れの為に早めから受けられる方も多いので、ご希望の方はお気軽にあすなろまでご相談ください。