不登校タイプ発達障害や学習障害をともなう型について
発達障害を持つお子さんと不登校になるお子さんには密接な関係があるとされています。ある研究によると、「不登校児のおよそ20%が知的障害をともなわない発達障害を抱えている」と報告されているようです。学習遅延が原因になって学校に行きづらくなっているお子さんが多いのは事実です。また、定型発達のお子さんにとっては、問題ない学校環境が、発達障害を持つお子さんにとって「過ごしづらい」環境になってしまい、不登校になってしまうこともあるようです。発達障害も症状によって特性は変わってくるので、それぞれに合わせた対策をする必要があります。
一般にみられる症状
- 朝起きてこようとせず、登校するよう促すと泣いたり、怒ったりして感情的になり、パニック症状が出ることもある
- 学校の友達とうまくコミュニケーションが取れず、人間関係が上手くいかなかったり、孤立したりする
- 自分が好きなことや得意なものは進んで積極的に活動するが、それ以外のものには消極的になる
- 学習面に関して、理解に時間がかかったり、極端に苦手とする分野があったりするので、勉強に対して苦手意識を強くもち、学習遅延が大きくなる
- 傷つく出来事や壁に当たった時に、葛藤や怒りをうまく自分の中で処理できず、パニックを起こしてしまう
不登校と発達障害や学習障害をともなう型
不登校の発達障害や学習障害をともなう型では、初期症状として、「学校に行っても面白くないし、疲れる」、「友達と喧嘩した」など、色々な理由を付けて学校への行き渋りが見られます。また、学校の話を避けようとしたり、学校生活でも孤立してしまったりすることが多くなる傾向にあります。しかし、学校を休むと家の中では比較的元気に過ごすようになり、行事や遠足などに誘うと登校することがある様です。こういったお子さん対しては、他人と比較するような発言を避け、身体的な不調が見られる場合は学校への登校を避けさせながら、お子さんの気持ちをしっかり聞き、一緒に行動をして、解決に繋げていくことが大切です。
あすなろのサポート体制
発達障害を持つお子さん1人1人に合わせた勉強のやり方をアドバイスしています
発達障害や学習障害を持つお子さんに関しては、勉強のやり方を変えてあげる必要があります。私たちあすなろでは、発達障害のお子さんを多く任せて頂いた経験を活かして、それぞれの特性に合わせたピッタリの勉強のやり方を教えています。「これならできる!」とお子さん自身が思える様な、簡単なやり方で進めるので、自信を持って、勉強に取り組むことが出来る様になります。
お子さんの気持ちを聞いてあげることによって、「居場所」をつくってあげる
私たちあすなろの家庭教師の時間では、勉強を教えることだけに限らず、指導の前後や合間にお子さんと一緒に話をする時間を取っています。家族以外の他人とコミュニケーションの練習をする機会を取っています。そうすることで、お子さんの思いを聞き、気持ちを理解する中で、お子さんの居場所を作ることを意識し、学習面だけでなく、社会性の育成を図っています。
得意を伸ばして自信をつけさせる
復帰の兆候が見られても、他人と比べることはせず、お子さんのペースで成長を見守っていきます。お子さんがした努力の過程や行動をほめ、結果にとらわれることなく、お子さん自身を認めていきます。また、興味関心のある事、得意なことは特技にできるまで伸ばし、自信につなげられるようにしています。学校で活躍できる場面を作り、自信を持って学校にいける状況を作りだしています。