ストレスによる神経症をともなう型について
不登校のストレスによる神経症を伴う型の特徴としては、几帳面さや主観的なこだわりをもっていて、自分の内的な世界にこもるお子さんに当てはまります。また、頭痛や腹痛、発熱、吐き気等の身体症状や強迫症状、場合によっては、摂食障害や自傷行為などを伴うこともあります。
登校時や授業中に頭痛、腹痛、吐き気など身体症状が出て、遅刻早退が目立つようになり学校に行き渋りが見られるようになるようです。
これらの症状は登校によるストレスや、不登校状態にあることで自分自身を否定する考え方によってくるものなので、お子さんの不安感を和らげてあげることが大切です。
一般にみられる症状
- 対人恐怖:自分が無視されている、嫌われていると思いこみ、人に会うのを怖がる
- 不潔恐怖:自分の身体や衣服などの汚れが過剰に気になり、洗ったり拭いたりすることを繰り返す
- 醜形恐怖:自分の顔や体の一部が醜いものだと思い込み、人に会うのを怖がる
- 摂食障害:拒食や過食の症状を出し、体調を崩す
- 双極性障害(躁うつ病):本人のコントロールを越えて気持ちが高ぶったり、落ち込んだりを繰り返す
- 統合失調症:不自然な動き、脈絡のない会話、突発的な行動など様子が違った行動をとり、場合によっては幻聴、幻覚が出る
不登校とストレスによる神経症
ストレスによる神経症をともなう型タイプの不登校の場合、お子さんによって症状の種類は違いますが、その原因には、対人関係や家庭環境での不満や葛藤、怒りなどの感情を自分自身の中でうまく処理が出来ないこと、また、自我の確立が十分に出来ていないことなどがあります。要するに、ほとんどのお子さんが心理的な原因によって学校に行けなくなってしまっています。まずはお子さん本人の症状を理解することが大切です。お子さん自身が話せるような状況であれば、しっかり話しを聞いてあげましょう。症状が出始めた場合は、登校を促すのではなく、一旦休息を与えて安心感を与えてあげ、元気を取り戻させてあげると良いと思います。その後は症状に応じて対処しましょう。それによって症状が消えるようであれば、ストレスによる神経症です。精神病が疑われるようであれば、医療機関等に相談して対応をしましょう。
あすなろのサポート体制
お子さんのペースに合わせた指導でストレスフリー
私たちあすなろでは、学校や塾のように決まったカリキュラムがありません。ですので、ストレスによる神経症をともなう不登校のお子さんだったとしても、お子さんの学習の進捗具合、勉強に対する気持ちを総合的に判断して、勉強に取り組む事が出来ます。「○日までに○○をやらなくてはいけない」、「○○が今理解出来ていないとダメ」といったプレッシャーなく、学習を進めていけるので、勉強に関してはストレスを感じることなく出来るので、安心ですよ。
お子さんの状況に応じて、無理のない課題を与え、登校までサポートします
ストレスによる神経症をともなう不登校のお子さんの場合、ある程度気持ちの面が安定してくると、勉強面の心配や将来の面での不安が出始めてきます。焦りや学習する意欲が出てくる時期には、お子さんがこなせるだけの課題を与えることによって勉強面に自信をもたせるように意識しています。少しずつ勉強面で出来ることを増やしながら登校までの流れをイメージさせてあげて、安心感とやる気を引き出すように意識して指導しています。
あすなろでは、様々な進路に対応した指導が可能です
不登校のお子さんの場合、将来的な目標を立てたとしても、それが必ずクリアできるとは限りません。ただ、学生生活というのは、長い人生におけるたった1部分です。私たちあすなろでは、進級が出来ない、高校進学が見込まれない状況になってしまったとしても、来年度からの勉強計画を再度立て、進級が出来るようにしてあげたり、高卒認定や編入など、様々なゴールに向かっての指導をしたりすることが出来ます。目標を失うことで勉強自体のやる気が下がらないように、色々な選択肢を用意し、勉強がはかどるように励ましながら指導していきます。