不登校タイプ無気力型について
無気力が原因で、ただなんとなく学校へ行かないというタイプのお子さんは「無気力型」タイプに分類されます。このタイプのお子さんは、「学校に行こう」という意欲が全くありません。そのため、学校への不安も感じず、休日には友達と遊ぶなど、精神的には落ち着いています。このタイプのお子さんの不登校の原因として考えられるのは、「自分の存在価値が分からない」、「自信がない」といった気持ちからやる気を失っている状態です。そこから、「自分が親や他人から必要とされていない」といった思いを持つお子さんも出てきます。
一般にみられる症状
- 「だるい」「疲れた」「めんどう」などをよく言うようになり、無気力になっていく
- 身体症状の原因がなく、色々な理由を付けて学校を休もうとするが、明確な原因はない
- 「学校に行かない!」と宣言して休み始める
- 1日中ネットやゲームをして、昼夜逆転の生活になる
- 友達が誘ったり、強く登校を促したりすると登校するが、数週間すると不登校に戻る
- 登校に関して刺激する者をさけ、それ以外の人とは普通のコミュニケーションが取れる
- 自分の部屋に閉じこもりがちになり、外出をしなくなる
- 学校に行くことはしないが、「アルバイトしたい」など、自立心をみせる
不登校と無気力型
無気力型のお子さんの特徴として挙げられるのは「登校しないことへの罪悪感」が少ないことです。そのため、家では元気で、ネットやゲームをして過ごします。また、友達が誘ったり、強く登校を促したり、行事ごとになったりすると登校します。しかし、長続きはしません。主体的に行動をすることや、課題を自ら取り組むことへの意欲が低いという点も特徴として挙げられます。本人の気持ちの中に、社会や親御さんに対する不信感や将来についての不安感があることが原因にあるようです。見守るのみの対応をしていると、長期化してしまいます。お子さんの気持ちをしっかり汲み取り、今までしてこなかった経験をさせることでフォローしていくことが必要です。
あすなろのサポート体制
お子さんの気持ちに寄り添い、気持ちのフォローもしていきます。
無気力型のお子さんは、自分自身でも無気力の原因になっていることを説明できるわけではありません。ですので、歳の近いお兄さん、お姉さんという存在の家庭教師が、一緒に話を聞いてあげることによって興味のあることで雑談をして、そこから勉強のこと、将来的な進路のことを相談していきます。親御さんや学校の先生だと、「大人」として捉えられてしまうため、なかなか心を開くことをしません。ただ、近しい存在の家庭教師が声掛けすることによって、心を開きやすく、お子さんの気持ちに沿った勉強を進めることが出来ます。
意欲が出てきたときに、出来る簡単な勉強のやり方でやる気アップの相乗効果!
無気力型のお子さんは、不登校になってから、時期が経ち、落ち着いてくると少しずつ登校の意思や学習意欲が芽生えはじめます。その時に大事なのは、短時間で簡単にできる勉強のやり方をつかませてあげることです。せっかく意欲が出てきたのに、「やっぱり勉強ってつまんない」となってしまったらその気持ちがもったいないですよね。私たちあすなろでは、無気力型のお子さんでも「これならできる!」と思ってもらえるような、効率良く短時間で出来る勉強のやり方というのを提案しています。学習の意欲が出てきたときに、モチベーションをよりアップさせながら勉強をさせていけるように、取り組ませています。
進路や進級の相談もあすなろならバッチリです!
私たちあすなろでは、不登校のお子さんの進路や進級のアドバイスもしています。お子さんの学習状況をマンツーマンで見ているからこそ、学習の進捗具合や理解度、今後の展望を見据えて、的確にアドバイスすることが出来るんです。お子さん本人の気持ちをしっかり汲み取りながら、目標を一緒に考え、得意を活かしながらフォローすることで、明るい未来をつかむことができるはずですよ!