中学生の夏休みの宿題に読書感想文がありますね!
「読書感想文って時間かかるし、何を読んだらいいか分からない…」
「どう書いたらいいんだろう…」
と考えている人が多いと思います。実際、読書感想文は自由研究と並んでとても大変な課題ですが、本の選び方次第で楽になったり、楽しい宿題にもなり得ます!
今回は、読書感想文の本の選び方と、実際におすすめの本を紹介していきたいと思います!
=もくじ=
どこで本を手に入れたらいい?
どの本を選ぶのが良いか、という前に、どこで本を手に入れるのが良いでしょうか?個人的なリストをまとめてみました!
書店 | ◎ |
インターネット通販 | 〇 |
図書館 | 〇 |
書店
もっともおすすめなのが書店です。
書店であれば本を実際に見ることができるし、読みたいと思えるかどうかの判断ができるからです。
また、購入さえしてしまえば読みながら付箋をつけたりメモを付けるのも自由です!
ただし、購入せずに立ち読みをし続けるのは良くないので、見出しやあらすじを見るくらいにとどめましょう。
インターネット通販
次に、インターネット通販ですが、これも良いと思います。ですが、書店と違い本の内容を確認できないので、購入して家に届いてからでないと、書きやすい本なのかどうかわからないのが欠点です。
近頃は通販サイトでも「試し読み」という機能を設けていることが多いので、もくじの見出し程度であれば確認できます。
また、インターネットの強みは「検索」です。「興味のあること+本」「興味のある事+読書感想文+本」などのキーワードで検索をすると、自分の興味に合った本が見つかりやすいです。できれば一度、実際の本を書店で確認すると確実ですよ。
なお、インターネット通販の場合は購入者による本のレビューを事前に読むこともできますが、ほかの人の主観に影響されてかえって素直な気持ちで読むのが難しくなってしまうこともあります。ですので、ほかの人のレビューは参考程度にとどめておきましょう。
図書館
最後は、図書館です。お金がかからないし、実際に本を見ることができるので、いい方法だと思います。夏休みシーズンになると、図書館スタッフの方が選んだおススメ本のコーナーが作られていることもありますよ。しかし、個人的には図書館のデメリットも気になります。
図書館で読書感想文向けの本を借りるデメリット
- 貸出期間が1~2週間など、短め
- 借りものなのでメモなどの書き込みは不可
- 夏休みシーズンだと、人気の本はすでに貸し出し中に…
裏を返せば、貸出期間が限られているので、その期間中に書く事を目標にできます。
メモについては、付箋を使うなど本を汚さない工夫をしましょう。
人気の本は…夏休み初日に図書館に行くことで解決!
どの方法から本を選んでも良いので、自分に合った方法を選んでみてくださいね。
どんな本を選んだらいいの?
短い本を選ぼう
普段から小説を読む人であればいいのですが、本を読むのが苦手な子もいると思います。そんな方は、短い作品を選びましょう!読書感想文で抜粋して書くべきポイントは1箇所かせいぜい2箇所で十分なので、短い本を選んだ方が書く内容が絞れて楽だと思います!
本を読むのが苦手な人でも、短い内容であれば何とか読み切れるのではないでしょうか?
興味のあるテーマの本を選ぼう
やはり、読み始めなければ読書感想文を書く事ができません。自分が本屋等に行って、興味がある本を手に取って読みやすいと感じた本を選ぶのが良いと思います。
もし、本をよく読む人であれば、好きな作家や好きなジャンル等があると思います!
普段は本を読まない人であれば、自分の好きなことに関する本を読んでみるのはどうでしょうか。部活やクラブチーム等でサッカーや野球をやっている人であれば、スポーツ選手の自伝やスポーツ小説などが読みやすいでしょうし、楽器をやっている人であれば、音楽小説もおススメです。
「読書感想文」と聞くとどんなテーマの本を選べばいいのか迷ってしまいますが、たいていは興味のある分野をテーマにした小説や自伝があるはずなので、インターネットで調べたり、書店員さんや図書館の司書さんに聞いたりしてみましょう。
(筆者も小学生の時は本を読むのが苦手だったので、何を選んでよいかわからないまま、本屋でタイトルと表紙に惹かれた本を購入して感想文を書いた覚えがあります。本当に読書が苦手だったんです…)
書店のベストセラーコーナーに注意
書店に行くと、目立つ場所に「ベストセラー小説」がおいてありますね。「人気なら面白いんだろうな、読書感想文書けるかな…」と思うかもしれません。
ですが、読書が苦手な人は注意です!
大人を読者の対象とした本が多いため、読み応えがある反面、ページ数も多く読み切るのに一苦労…結局読み切れずに挫折してしまうこともあります。
対策としては、ぱらぱらっと目を通してみて自分にとって読みやすい文章か、興味を持てる内容かどうかを確認しておくとよいでしょう。
一度読んだことのある本でも良い
最終手段ですが、読んだことのある本を題材にするのもよいと思います。読んだことのある本であれば、内容を薄っすら覚えていると思うので、もう1度読むのもそこまで苦ではないはずです。また、前に読んだ時と違う感想が浮かぶ事があるかもしれませんし、新鮮な気持ちで読むことができると思いますよ!
と、このように4つポイントを書きましたが、結局、自分が一冊読み切れるものを選ぶのが読書感想文を攻略するコツということです!読み切らなければ書くことをまとめるのも難しいです。
おすすめの本(筆者が実際に読んだことがある本から選びました)
一瞬の風になれ
高校生の陸上部の男の子が主人公のお話です。陸上の天才である幼馴染と一緒に入った部活で仲間たちと成長しあい、青春の一ページを駆け抜けます。様々な人との出会いや出来事により、彼らの心が不安定に揺れる様にはとても共感できる部分があると思います。楽しいだけが部活じゃないという事にすごく共感させられた気がします。僕は陸上部にいたことはないですが、まるで自分が走っているかのような気持ちになれます。
上の作品は3部構成の第1部ですが、第1部だけでも話としてまとまっているので、読書感想文を書きやすいのではないかと思います。運動部の人に特に強くおススメしたい本の一つです!
バッテリー
次にご紹介したいのが、野球少年が主人公のお話です。僕が中学生の頃に流行った本だったのでそのときに読んで、実際に読書感想文を書いた覚えがあります。
バッテリーとはピッチャーとキャッチャーのペアの呼び方です。主人公の巧は天才ピッチャーで、彼の中学入学前に親の都合で引っ越しをするのですが、そこで同い年のキャッチャーの豪と出会います。巧は彼の実力を認め、バッテリーを組むことになるのですが、様々な出来事があり…、うまく伝えられないので、是非読んでみてください。野球をほとんどしたことがない僕でも感情移入できるので、誰でも読むことができると思います。野球をやっている人は一瞬で読みきれてしまうと思うので、是非、読書感想文を書いてみましょう。
ちなみに、あさのあつこさんの作品は中学生の心情がよく表現されていて、とても読みやすい本が多いです。「The MANZAI」シリーズは一冊が短いのですぐ読み切れるのではないかと思います。(読書感想文向けかどうかわからないので、参考程度に!)
羅生門 (芥川龍之介)
最後に紹介するのは、芥川龍之介の名作である「羅生門」です。芥川龍之介というだけで難しそうだと思い敬遠する人もいるかもしれませんが、心配は無用です。この話は非常に短いため、1時間もかからずに読み切れると思います。そして、なんとウェブサイト上で無料で公開されています。
肝心の話ですが、所々に「勇気」というキーワードが出てきます。ここに着目して書くだけでも立派な読書感想文になる気がします!是非読書感想文の題材にしてみてください!
まとめ
読書感想文はかなりの時間と労力がかかりますから、折角やるのであれば楽に、かつ楽しくやれたほうが良いですよね!
今回紹介した本の選び方や読書感想文におすすめの本が参考になれば幸いです!