【小学生向け】読書感想文 本の読み方編

こんにちは、あすなろスタッフのカワイです!
読書感想文を書く本は見つかりましたか?まだどの本を読もうか迷っている人は、本の選び方について書いた記事があるので、ぜひ読んでみてくださいね!
もう見つかったという方は、次は感想文を書くために本を読まなければいけません。本を読むだけなら簡単だけど、その後感想を書かないといけないとなると、どうやって読んだらいいんだろう…?と感じる人が結構多いと思います!

そこで今回は、読書感想文を書くための本の読み方・書き方を教えていこうと思います!

本の読み方

本を読むことは、実際に書くことよりも大切になります!書くことを考えているときに、うまく進まないのは、本の中から書くべき部分を抜き出しきれていないからです。

まずは一通り読んでみよう!

まず最初から最後まで本を読んでみます。いつも本を読むときと同じように読むことができれば大丈夫です。どんな話だったのか、どんな人や動物などが登場するのか、何となく頭の中に入れてもらえたらいいかなと思います。

2回目はメモ・付箋を付けながら読もう!

2回目は1回目よりも一ページごとにじっくり読んでみましょう。そして、気になるところがあれば、すぐに付箋をつけていきましょう!そして、どうして付箋をつけたのか、わかるようにメモをしてみましょう。

どんなメモをしたらいいのかということですが、たとえばこんなものです。

  • この人はどう思ったんだろう?
  • 自分と登場人物はどこか似ているところがないかな?
  • 自分ならこのときどうするかな?
  • 悲しい、つらいと感じる
  • うれしい、楽しいと感じる
  • おもしろいと思う
  • 好きなセリフ
  • 登場人物の感情が変わったとき

上のような自分の気持ちや考えが色々見つかったら、なんでそう思ったんだろう、どうしてそのような気持ちになったんだろう、と考えてみると、どんどん書くことが増えていくはずです!

読書感想文の書き方

ここからは、ここまでに書いてきたメモを使って、実際に書いていきます!ですが、いきなり書くことは難しいので、先に「書く流れ」を考えていきます。

流れを考えてみよう!

読書感想文は、他の作文と同様、書く流れ(構成)が決まっています。その構成とは

  1. 書き出し
  2. 本文
  3. まとめ

です。ひとつひとつ見ていきましょう!

1.書き出し

まず、この本を選んだ理由を書いていきましょう!どんな理由でも大丈夫です。

本をえらんだ理由の例
  1. わたしがこの本を選んだ理由は、友達が読んでいたからです。
  2. ぼくがこの本を選んだのは、表紙の絵にサッカーボールが書いてあって、かっこいいと思ったからです。

あらすじは、本の全体の話の流れが分かるようになっていれば大丈夫です。大切なのは本文の内容なので、それが伝わりやすくなるようにあらすじを書いていきましょう。もし本の裏などに書いてあれば、それらを参考にしてもいいかもしれません。

2.本文

次に、本を読んでいるときにかいたメモから話をまとめていきましょう。メモに書いた内容から、自分と重ね合わせることが出来ることを探しましょう。

例. 主人公の男の子はすごく悲しそうだった
→私にも悲しい気持ちがよくわかる
→私が昔○○だったときに~があって同じような気持ちになった

例. 主人公の女の子は△△をした
→僕は◆◆するべきだったと思う
→前に、〇〇をしたことがあり、その時に◆◆するべきだと学んだから

例. 私は△△がおもしろいと思う
→☆☆をすることが好きだから

自分の感想→なぜそう思ったか(経験を含めて)
作品中の出来事→自分も似たようなことをしたことがあり、…(経験を含めて)

という風に話を肉付けしていきます。経験といっても、何か大きいことをしたとかでなく、普段の生活の中で起きたことでも全く問題ありません。

3.まとめ

まとめでは、読んでみて感じたことや、興味を持ったことなどを書いてみましょう!もし、あまり思いつかないのであれば、感想を書くのも良いかと思います!

例. ぼくは主人公が□□しているのがすごくえらいと思ったので、ぼくも、こまっている人をみつけたら、助けてあげたいと思いました。

例. この本を読んで、私は○○がとても楽しいと思ったので、やってみたいと思いました。

書いてみよう!

では、実際に書いてみましょう。

文章の書くときの注意点

文のおわりは「です・ます」調か「だ・である」調のどちらかだけを使う。

文章を書いているときに、文の終わりが「~です。~しました。」のような、丁寧語をつかった形式か、敬語を使わない「~だ。~である。」の形式のどちらか一方だけしか使ってはいけないというルールがあります。書く時は注意しましょう。

段落のはじめは一マスあける。

長い文章を区切ったものを段落といいますが、段落が変わったあと、はじめの一マスを空けましょう。空けることによって、段落が変わったのが一目瞭然です。

同じ単語は繰り返さない。

1つの文中に単語を繰り返してしまうと、文がしつこくなってしまいます。なので、もし同じような単語を入れたい場合は、近い意味のもの使うようにしましょう。

例. このりんごはとても甘いが、このりんごは値段が安い。
→このりんごはとても甘いが、値段が安い。

読点を入れて読みやすくする。

読点(、)が無いと、文章はとても読み辛くなります。適度に短くまとめるとスッキリして良い文章のようになりますよ。

例. 昨日僕は道で先生とすれ違いましたがはずかしかったのであいさつできませんでした。
→昨日、僕は道で先生とすれ違いましたが、はずかしかったので、あいさつできませんでした。

文が長くなりすぎないようにする。

文が長くなってしまうと、とても読み辛くなります。話が長くなりそうだったら、ちょうど良いところで文を一回切ると読みやすくなります。

例. 私は教科書を忘れてしまったので、隣の子に見せてもらおうと思ったら、その子も持っていなかったので、困ってしまいましたが、隣のクラスの子が貸してくたので、無事授業を受けることが出来ました。
→私は教科書を忘れてしまったので、隣の子に見せてもらおうと思ったら、その子も持っていなかったので、困ってしまいました。ところが、隣のクラスの子が貸してくれたので、無事授業を受けることができました。

紙に文章をおこしてみよう

文章の細かい調整をするために、一度白い紙または原稿用紙に書いてみましょう。もし途中で入れたほうが良い文があれば、「→」などを使って、加える部分をわかるようにしておきましょう。

清書しよう

紙に文章をおこしたら、それを参考にして書いていきます。文章を書く時のルールは守りましょう。

まとめ

今回、読書感想文を書くための本の読み方と書き方について説明していきましたが、流れはわかったでしょうか?
読書感想文はたいへんな宿題だとは思いますが、いつも本を読まない人にとっては、本を読むいい機会になると思いますし、よく読んでいる人にとっても中々感想文を書くことはないので、いい機会だと思います!
是非今回の記事を参考に読書感想文を書いてもらえたらと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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