1月も中旬になり、高校受験までのカウントダウンがスタートしましたね。けれども負担には感じすぎないでくださいね。受験生向けのストレス解消法は前回紹介しているのでよかったら見てみてください。
成績がいい中学生は、十分な睡眠をとりながら効率のいい勉強をしていると言われています。また、受験本番のときにベストコンディションで試験に臨むためには、普段から質の良い睡眠が必要です。
ただ、頭では分かってても学校生活に加えて部活動や習い事があって、そこにさらに受験勉強の時間の確保となると、睡眠時間を十分に確保できず、睡眠不足で悩んでいる中学生のお子さんも多いと思います。
今回は適切な睡眠時間と、睡眠が体に及ぼすメリットと、睡眠不足のデメリットを紹介していきたいと思います。
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高校受験を控えた中学生の平均睡眠時間と勉強時間
高校受験を控えた中学生の平均睡眠時間と勉強時間はどのくらいなのでしょうか。
記憶や知識の定着は寝ている間にされると言われており、徹夜をしたり睡眠時間を削って勉強したことは、一時的に覚えているかもしれませんが、数時間後、数日後には忘れてしまいます。
記憶のためには十分な睡眠時間の確保が大切になってきます。
中学生全体で必要な睡眠時間は8時間から10時間と言われていますが、実際の中学2年生と3年生の平均睡眠時間と勉強時間について解説していきます。
中学2年生の平均睡眠時間と勉強時間
中学2年生の場合、家庭での勉強時間の平均は1時間45分、睡眠時間の平均は7時間半です。
中学2年生となってくると塾に通い始める人も多く、家庭での勉強時間が少なくなる人も多いようです。
中学3年生の平均睡眠時間と勉強時間
中学3年生の平日の睡眠時間は7時間未満で、勉強時間は2時間~3時間程度となっています。
中学3年生になると受験を控えているため、勉強時間が大幅に伸びていることがわかります。
睡眠による中学生へのメリット
中学生が睡眠時間をきちんと確保するとどんなメリットがあるのでしょうか。 ここからはそのメリットについて3つご紹介します。
メリットその1:暗記力がアップする
睡眠には2種類あり、体を休ませるレム睡眠と脳を休ませるノンレム睡眠があります。
レム睡眠とノンレム睡眠は交互に行われており、90分サイクルで一晩に3回から5回程度繰り返されています。
レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返すことで「記憶の定着」につながります。
メリットその2:精神が安定する
睡眠時間が少ないと脳の働きが低下し、精神的に不安定になってしまいます。
睡眠を十分にとることで精神が安定し、勉強にも集中ができます。
メリットその3:成長ホルモンが分泌される
成長ホルモンは思春期である中学生のときに身長や骨格を大きくする役割を持っており、健康維持にも役立ちます。
成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、十分な睡眠を確保することはとても大切です。
睡眠不足が中学生にもたらすデメリット
睡眠が及ぼすメリットについて紹介してきましたが、逆に睡眠不足によるうデメリットを4つ紹介したいと思います。
デメリットその1:集中力が続かない
睡眠不足で眠気を感じてしまう時間が増え、集中力が続かず低下してしまいます。
集中力が低下してしまうことで勉強に対する意欲が落ちてしまい、受験本番などでパフォ―マンスにも悪影響がでてしまうリスクもあります。
デメリットその2:免疫力が低下する
睡眠不足では免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下してしまうと風邪や流行りの病気に感染してしまうリスクが高くなるため、受験生にとっては大事な時期に体調不良で勉強時間を削ってしまうのはもったいないことです。
特に受験本番の寒い時期はコロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が流行っているため、きちんと睡眠時間を確保し免疫力を高めておきましょう。
デメリットその3:成長ホルモンが低下する
思春期である中学生は成長ホルモンが大切になっています。
しかし、睡眠不足になってしまうと十分にホルモンが分泌されず脳や体の回復、成長を妨げてしまう可能性があるため、注意が必要です。
デメリットその4:精神が不安定になる
睡眠時間が少ないと精神が安定せず、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、焦ったり、落ち着きがなくなります。
安定した精神で勉強に取り組むためにも睡眠時間は十分に確保しましょう。
いかがでしたでしょうか?
中学生のお子さんにとって「睡眠」が凄く大切だと伝わりましたでしょうか?
家庭教師のあすなろはお子さんの勉強面だけでなく精神面もフォローする魔法の言葉がけなどの指導を心掛けています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。