こんにちは。
新学期が始まって1か月、ゴールデンウィーク後はテスト週間が始まりますね。
新学習指導要領改定で小学校の英語学習が本格化されたことにより、近年の中学英語は難易度が高くなってきています。また、中学校で学習する英語の範囲も大幅に増えたため、英語に苦手意識を持ってしまうお子さんも増えつつあります。
今回は、苦手意識を持つお子さんでも実践できる英語の勉強方法について紹介します。
求められる「英語4技能5領域のスキル」
英語の4技能とは「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」を指します。
現在ではこの4技能に加えて、「5領域」の習得が必要であるとされています。
では、5領域とは何でしょうか。
5領域とは、英語の4技能の一つ「話すこと」を、さらに「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」の2つに分けたものです。
これらの技能と領域をバランスよく総合的に育成していくことで、グローバル化が進む日本の未来を支える人材を育てます。
分野別!英語の効果的な勉強方法
英単語編
中学校で学ぶ英単語は約1600~1800単語といわれています。
それらを一つずつ丁寧に暗記していくのは大変です。
おすすめの暗記方法としては、1日100~200単語をインプット→アウトプットで覚える方法です。
まずは100~200単語に目を通し、2回目以降は覚えていない単語にチェックをしましょう。
繰り返し目を通していくと、なかなか覚えられない単語が可視化されるので、覚えていない単語の学習を集中的に行うことができます。
単語に目を通すインプット作業を行った後は、アウトプットで記憶の定着を目指しましょう。
おすすめのアウトプット法は「アクセントと発音に意識して音読する方法」と「スペルを覚えるため繰り返し単語を書く方法」です。
また、絵を描くことが好きなお子さんなら、単語から連想される絵を描いて覚える「ビジュアライズ暗記」もおすすめです。
文法編
英語の文法は、英単語と同じくらい大切な分野です。
英文法は、まず英語の品詞・語順の基本である「5文型」をしっかり理解しましょう。
教科書や参考書に出てくる「5文型」関連の例文を覚え、「なぜこの品詞がここに使われるのか」などの理由が説明できる状態が理想です。
文法も英単語同様、インプットとアウトプットが必要です。
声に出して例文を読んでみたり、例文を基に自身のオリジナル文章を作ってみるのが効果的です。
長文読解編
英単語も文法もある程度理解できたら、次は長文読解です。
この分野は特に苦手意識を持つお子さんも多いのではないでしょうか。
英語読解には、「読む力」と「解く力」が重要です。
まずは「読む力」をつけましょう。おすすめの長文読解のコツは「スラッシュリーディング」です。
「スラッシュリーディング」は、英文を意味のまとまりごとに「/」で区切りまとまりごとに読解して英文を読み解いていく方法で、読むスピードや語彙力アップにもつながります。
「解く力」のコツは、設問を先に確認することです。
長文を全て読まなくても、設問箇所が分かればそれ以外の部分は軽く流して読むだけで済むので、他の設問に効率的に時間を使えます。
リスニング編
リスニング力アップを目指すには、単語を覚えることが必要不可欠です。
正確な発音を何回も聞き、耳で覚えましょう。
特に、英語には単語同士をつなげて発音したり、特定の音が「ら行」のように変化するなどといった音声変化があります。
音声変化のルールは5つしかないので、それを覚えてしまえばリスニングで聞き取れる音の幅も広がるでしょう。
また、聞こえた単語を音読する「シャドーイング」も、リスニング力向上におすすめの方法です。
まとめ
小学校から英語学習が本格化されたことにより、中学英語は学習範囲も広がり難易度も大幅に上がっています。
そのため、少しでも勉強をさぼってしまうとすぐに授業内容が理解できなくなり、その結果置いて行かれて苦手意識が生まれてしまうのです。
英語学習は、日々の積み重ねが何よりも大切です。
まずは家でも英語に触れる習慣をつけ、インプット・アウトプットを積極的に行いましょう。
もし学校の授業スピードに置いて行かれてしまった場合も、自分のレベルに合うところから少しずつ勉強していけば、英語力は必ず身につきます。
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