新年が明けて一ヶ月ちょっと経ちましたね。新年の抱負に取り組めていますか?
小中学生のお子さんの目標の一つとしてお勧めなのが、漢字検定を受けることです。
この記事では漢検を受けるメリットと、各級別の難易度などを紹介していきたいと思います。
=もくじ=
漢検を受けるメリット
メリット①学習の習慣が身に付く
漢検を受けるメリットのひとつめとして、学習する習慣が身につくことがあげられます。
漢検に合格するためには、その級の範囲内の漢字を勉強しなければいけません。
漢字や語句をたくさん覚えなくてはいけないため、多く学習が必要になります。
漢検の合格を目指し、1日30分でも机に向かう習慣ができればそれは大きな成長ですね。
メリット②入試や定期試験に役立つ
漢検を受けるメリットのふたつめとして、中学・高校入試や定期試験に役立ちます。
漢字は入試や定期試験で必ず出題される問題です。漢検の勉強をしておくことで入試の漢字対策に役立ちます。
また、高校入試では直接得点がプラスされたり、内申点の評価が上がったり、合否の判定として活用されます。
中学入試は5級まで勉強すれば足りますが、語彙力アップを目指すなら4級以上が目安となっており、高校入試で評価される級は3級以上となります。
メリット③基礎学力が上がる
小中学生が漢検を受けるメリットの3つめとしては、基礎学力が上がることです。
漢字能力は全ての教科の土台となってくるため、漢字能力を高めることで基礎学力が上がります。
国語の教科書のみならず、教科書は全て日本語で書かれているため漢字の読み書きができないと何も学べません。多くの漢字が読めるようになることで読解力や語彙力の応用が効くようになります。
メリット④将来に役立つ
小中学生が漢検を受けるメリットの4つめとしては、将来に役に立つことです。
漢検などの検定は有効期限がないため、1回取得しておくだけで就職や転職での履歴書やエントリーシートに書くことができます。
また、漢検の資格を持っておくことで「教養」があると判断され、有利に働くこともあるそうです。
漢検の級別レベルと出題内容
意外と知られていませんが、漢字検定は10級からあります。1級、準1級、2級、準2級と、3級〜10級までの12段階に分かれています。
級 | レベル | 対象漢字数 | 出題内容 |
10級 | 小学1年生 終了程度 | 80字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き |
9級 | 小学2年生 終了程度 | 240字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き |
8級 | 小学3年生 終了程度 | 440字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同じ漢字の読み/送り仮名/対義語 |
7級 | 小学4年生 終了程度 | 642字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/三字熟語/送り仮名/対義語 |
6級 | 小学5年生 終了程度 | 835字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/三字熟語/送り仮名/対義語 |
5級 | 小学6年生 終了程度 | 1026字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/三字熟語/送り仮名/対義語・類義語/熟語の構成 |
4級 | 中学校 在学程度 | 1339字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/四字熟語/送り仮名/対義語・類義語/熟語の構成/誤字訂正 |
3級 | 中学校 卒業程度 | 1623字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/四字熟語/送り仮名/対義語・類義語/熟語の構成/誤字訂正 |
準2級 | 高校 在学程度 | 1951字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/四字熟語/送り仮名/対義語・類義語/熟語の構成/誤字訂正 |
2級 | 高校 卒業程度/大学・一般程度 | 2136字 | 筆順・画数/漢字の読み/漢字の書き/部首・部首名/同音異字/四字熟語/送り仮名/対義語・類義語/熟語の構成/誤字訂正 |
準1級 | 大学・一般程度 | 約3000字 | 漢字の読み/漢字の書き/対義語・類義語/誤字訂正/同音・同訓異字/故事・ことわざ |
1級 | 大学・一般程度 | 約6000字 | 漢字の読み/漢字の書き/対義語・類義語/誤字訂正/同音・同訓異字/故事・ことわざ |
目指すべき級数は?
小学生の場合
小学生低学年は10級〜8級がよいでしょう。 無理をせずに復習の漢字で受けるのがよいでしょう。
小学生中学年は8級〜6級がよいでしょう。 小学中学生では、学習漢字を理解しながら文や文章中で使えるようにしましょう。
小学生高学年は5級か4級がよいでしょう。 小学校で学んだ全ての漢字が範囲のため勉強のときに復習できるため、小学生で学ぶ漢字を完璧にしておきましょう。
中学生の場合
中学1・2年生は4級か3級がよいでしょう。 上述の通り、中学校から漢検は入試に影響してくるため、早いうちに取得しておきましょう。
中学3年生は3級〜準2級がよいでしょう。 中学3年生は受験の年でもあるため、漢検を受ける余裕があまりないと思いますが、受験勉強と合わせて中学で学んだ漢字を勉強しておくことで受験に役立ちます。
いかがでしたでしょうか?家庭教師のあすなろでは学校の授業の勉強だけでなく、漢字検定や英語検定といった検定試験の勉強もフォローすることができます!
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