【中学数学】つまずきやすい単元と苦手意識を減らす方法!

こんにちは。
新学期が始まってから約一か月経ちますね。学校生活にも慣れてきた頃でしょうか。

中学校に進学した子どもたちがつまずきやすい教科の一つ、数学。
小学校の時は算数が得意だった、しかし中学校で習う数学はよく分からなくて苦手…そのようなお子さんは多いのではないでしょうか。
今回は算数と数学の違い、数学でつまずきやすい単元と苦手克服方法について紹介します。

算数と数学の違いとは?

小学校では「算数」、中学校では「数学」と名前を変えるこの教科。
二つの違いについて、意外と知らない方も多いと思います。

実は、算数と数学は「考え方」に違いがあるのです。

算数では四則演算、図形の面積や体積などを中心に学びます。「正しい答えを求める」ことに重点を置いた教科です。
例えばお小遣いで買い物をした時の残りの金額、現在時刻の30分後は何時になるか、など日常生活で必要な計算力を鍛えることを目的としています。

一方、数学では負の数(マイナス)や比例反比例、方程式など抽象的な数を扱います。「なぜこの答えになるのかを考える」ことに重点を置いた教科です。
算数は答えがあっていれば〇」でしたが、数学はその答えに辿り着いた過程」と「過程について論理的に説明する力」が求められます。

数学は積み上げ学習で、基礎が大切な教科です。
特に中学1年生の数学は中学3年間の基礎の部分になります。中学1年生で学習した内容を理解できていないと、今後の数学が全く分からなくなってしまい、苦手意識が生まれる原因となってしまいます。

つまずきやすい単元

文字式・方程式

文字式では、「x,y,a,b」とを使った式が出てきますが、文字の意味や扱い方が分からず、理解するのに時間がかかってしまう子どもも多いです。
また、方程式でも「x,y」などの文字を使うので、文字式が理解できているかどうかがこの単元のカギとなります。

関数

中学1年生では比例・反比例を学習しますが、2年生からは「一次関数」という単元、3年生では「二次関数」という単元が新たに出てきます。
「傾き」や「変化の割合」など複雑な内容に加え、覚える公式も増えてきます。

図形

図形問題の難問の一つが図形の証明問題です。
証明問題は記述式で、論理的に考えるスキルが求められます。問題をよく読み、情報を整理しながら公式や定理をあてはめていく過程が必要です。方程式や計算は得意だが証明問題は苦手…というお子さんも少なくはありません。

数学の苦手を克服するために

まずは自分がどこにつまずいているのかを把握しよう!

もし基本的な問題が分からない場合は、公式をしっかり理解できているか確認してみましょう。

公式はただ丸暗記するだけでは意味がありません。なぜこのような公式になるのか、どういう問題で使えるのかまで覚えることが大切です。
教科書には公式の成り立ちや例題などが記載されていますので、まずは簡単な問題から解く練習を始めましょう。

応用問題は解説を見て理解する→解き直しが大事!

応用問題が解けない場合は、難しい問題での公式の使い方を覚えましょう。

問題集やワークには解答の他に解説も記載されていると思います。まずは解説を読んでなぜこの解答になるのか、なぜこの公式を使うのかを理解しましょう。そして、自分の力で解けるようになるまで何度も解き直しましょう。

また、この勉強方法は数学の受験勉強でも役に立ちますので、今のうちに習慣づけておくことが大切です。

解答までの過程を書き残しておこう!

数学は「解答までの過程、考え方」が重要な教科です。

解くときに使用した公式や答えを出すまでの途中式はしっかり残しておきましょう。
解くまでの過程を残しておくことで、自分がどこを間違えたのかが明確化されるほか、情報整理の力もつくためおすすめです。

まとめ

いかがでしょうか。

数学を苦手とするお子さんはとても多いです。ですが、勉強の工夫次第で少しずつ苦手を克服することができます。

まずは今回の記事で紹介した、「どこにつまずいているかの明確化」「解説熟読→問題解き直し」「解答の過程の書き残し」を実践してみてください!
特に「どこにつまずいているかの明確化」「解説熟読→問題解き直し」は数学だけでなく、他の教科にも活かす事ができるので、今のうちに習慣化しておきましょう。

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