すっかり涼しくなり、「読書の秋」がやってきましたね! みなさんは最近、何か本を読みましたか?
「面白い本に出会いたいけど、何から読めばいいかわからない」 「そもそも、読書って少し苦手で、つい後回しにしてしまう…」そんな風に感じている人も多いと思います。
この記事では、「本を読むメリット」「自分のお気に入りの本見つけるためのヒント」の二つをご紹介します。
この秋、あなただけの特別な一冊を、一緒に探してみませんか?
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実はすごい!読書が与える力とは
読書はただの趣味・娯楽であり、人やインドアな人が楽しむものだ…そんな風に思っている人も多いでしょう。でも実は、読書は皆さんの学力に良い影響を与える、最強のツールなんですよ!
すべての教科の「基礎体力」がつく
読書は、国語だけではなく、数学や理科、社会などすべての教科の成績アップにつながる「基礎体力」を作ります。
本はたくさんの言葉に触れられる場所です。言葉とその意味が分かると、問題文や説明文が何を言っているのか正確に理解できるようになるのです。
また、読書は自分で文字を追い続けるため、高い集中力が必要です。この集中力が養われると、授業で大切な内容を聞き逃さなかったり、テストで実力を発揮しやすくなります。
「考える力」と「知識の土台」が育つ
読書は思考力、そして想像力を育てるのに有効です。
小説などは、登場人物の気持ちや風景を自分で想像する必要があります。この「想像する力」は、インターネットで答えがすぐに見つかる現代において、自分で物事を考え、判断する力を育てます。
また、本には様々な分野の知識が詰め込まれています。この知識は、模試や入試問題で知らないテーマの問題が出てきたときに、「多分こんな話かな…」と推測しながら読むことができるので、理解が速くなります。
お気に入りの一冊を見つけるための3つのヒント
「読書が大切なのはわかったけど、いざ本屋さんや図書館に行っても、『どれを読めばいいの?』って固まっちゃう…。」そんな経験、誰にでもありますよね。でも大丈夫です。たくさんの本の中から、今の自分にぴったりの一冊を見つけ出す行動そのものが、読書の面白いところでもあるんですよ!
ここからは、自分だけのお気に入りの一冊を見つける、そんな方法をお伝えします。ぜひ、試してみてください!
① 自分の「好き」から本を探してみる
本を選ぶ上でのヒントになるのが、ご自身の「好き」という気持ち。
今夢中になっているアニメや映画、ゲーム、漫画はありますか? もしあるのならば、その原作小説を読んでみることをおすすめします。映像だけでは感じ取れないキャラクターの細やかな心情が描写されており、作品の世界をより深く楽しめるでしょう。
また、好きな教科から探してみるのもおすすめです。例えば、歴史が好きなら戦国武将の物語、宇宙の謎に心惹かれるならSF小説というように、興味を持っている分野から手に取ってみてはいかがでしょうか。
(個人的におすすめしたい小説は、2010年に映画化された湊かなえさんのデビュー作『告白』です。少し重たい作品ではありますが、テンポが良く非常に読みやすいですよ!)
② 目的を持たずに本屋に行ってみる
あえてどんな本を見つけたいかを決めず、本屋や図書館の中を探検してみるのも素敵な探し方です。表紙がズラリと並べられたコーナーで、気になるイラストやタイトルに惹かれて手に取ってみるのも、運命の出会いになるかもしれませんよ。
また、店員さんの熱意がこもった手書きのポップや、帯のインパクトあるキャッチコピーを読んで、ピンとくる本を探すのも楽しいですよ。
③ 長編が苦手なら短編集を探してみる
もし、「分厚い本は少し苦手かも…」と感じるなら、短い物語がたくさん詰まった短編集や、クスッと笑えるエッセイから始めてみるのはいかがでしょうか。一冊で色々な世界を覗けるので、あなたのお気に入りの作家さんが見つかるきっかけになるかもしれません。
(私のおすすめは「短編工場」です。有名な作家さんの短編小説を集めた作品で、好きな作家さんがいない方に是非読んでほしいです!)
まとめ
いかがでしょうか、今回は読書の秋を楽しむための本の選び方について紹介しました。
何よりも大切なのは、「すごい本を読まなきゃ」って気負わないことです。少しでも「面白そう」「これなら読めそう」って心が動いたら、それがあなたにとっての「読むべき本」なのです。その一冊が、あなたの世界をぐっと広げてくれる、最高のパートナーになってくれるでしょう。
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