効率の良い暗記方法をご紹介

中学生になると、小学生の時に比べて覚える量が圧倒的に増えます。
そんな中、「暗記が苦手」「覚えたつもりがすぐ忘れちゃう」という悩みを持つ人もいると思います。

今回はそんな暗記への苦手意識をなくせるよう、効率よく短時間で暗記できるようになるコツをお伝えします。断言します!暗記力は記憶力ではありません!

暗記に大切なのは記憶力よりもコツです!

「暗記ができる人はもともと頭がいい人」「記憶力は生まれつきの能力」と考える人は少なくありません。しかし、本当にそうなのでしょうか。

苦労せずにたくさんの暗記ができる「物覚えのいい人」は、無意識のうちに自分にあった暗記法をつかんでいるだけなのかもしれません。

逆に、いくら記憶力がいい人でも、効率の悪い方法で勉強し、忘れないための対策をしなければ、覚えたことをそのうち忘れてしまうでしょう。

人は忘れる生き物。覚えたことのほとんどは忘れるようにできています。だからこそ、記憶力だけに頼らず、記憶の仕組みと暗記のコツをおさえて効果的に勉強することが大切です。

コツ1:声に出して覚える

「身体や五感を使う」暗記法のひとつです。ただ目でじっと単語を眺めているだけでなく、音読することで、記憶に残りやすくなります。

声に出すことで身体が動くうえに、自分の声が耳に入って聴覚を刺激します。これにより、目で見るだけよりも、脳が受け取る情報が増えるのです。

コツ2:繰り返し書いて覚える

同じく「身体や五感を使う」暗記法です。目で見た情報に手で書くという刺激がプラスされ、文字を眺めているよりも覚えやすくなります。

あくまで単語を覚えるのが目的なので、走り書きでいいのです。

コツ1と組み合わせて書きながら声に出して読みあげると、さらに暗記効果がアップするかもしれませんよ。

コツ3:身体を動かしながら覚える

こちらも身体を使った暗記法です。身体を動かすと血流がよくなり、脳が活性化すると言われています。結果、暗記の効率アップが期待できるのです。

激しい運動では疲れてしまうので、軽めの運動がおすすめ。部屋の中を歩きながらテキストを読んだり、屈伸しながら単語を唱えたりしてみてください。

勉強で固まっていた身体がほぐれて、疲れも取れるかもしれません。

コツ4:図にする、単純化して覚える

こちらは「イメージと連動させる」という暗記のコツを利用した方法です。

小学生のころ、「速さ・時間・距離(は・じ・き)の公式」を覚えたときに、円を3つに分けた図を使ったことはありませんか。

この「は・じ・きの公式」のように、覚えるものを単純化し、図にすると、ただ公式を丸暗記するよりも頭に残りやすくなるのです。

コツ5:語呂合わせで覚える

こちらも「イメージと連動させる」有名な暗記法です。すでに歴史や理科で使っているという人も多いかと思います。

数字や記号にうまく言葉を当てはめて覚える方法で、代表的なものは学校や塾でも教えてもらえるでしょう。このほか、オリジナルの語呂合わせを作ったり、友達の語呂合わせを参考にしたりもできます。

コツ6:関連づけて覚える

「イメージと連動させる」暗記のひとつ。単語や漢字などを覚えるときに、その言葉に関連するものをシリーズとしてまとめて覚えてしまう、という方法です。

英単語であれば、類義語や対義語など、関係するほかの単語も覚え、頭の中でグループ化してしまいましょう。熟語表現もセットにして覚えられれば言うことなしです。

単語ひとつひとつを頭の中にバラバラに放り込むよりも、何か別のものと結びつけておいたほうが、記憶に残りやすく、また思い出しやすくなります。

コツ7:人に説明することで覚える

人に説明するというのは、暗記法の中で「アウトプットする」に分類されます。

勉強の黄金比を知っていますか。 実は、勉強においてインプット(覚える・読む)とアウトプット(問題やテストを解く)の比率は3:7がベストと言われています。

せっかく暗記しても、アウトプットがたりないと頭に残りにくいのです。

学んだことを人に説明するのも、アウトプットのひとつ。一通り覚えたら、それを自分の言葉にして、家族や友達に教えるつもりで説明してみてください。

人にわかりやすく説明するためには、覚えたことを頭の中で整理する作業が必要です。そうすることで、自分の中で記憶と理解が一段と深まりますよ。

暗記したことを忘れないための方法

コツを使って暗記をすることが最初のステップではありますが、インプットとアウトプットの比率は3:7がベストと言われています。

続いて、暗記したことを忘れないための方法4つをご紹介します。

方法その1:とにかく繰り返すことが大切

人は、脳が「重要ではない」と判断したことから忘れていきます。一度見ただけの単語などは、この「重要ではない」記憶に分類されやすく、優先的に捨てられてしまいます。

では、忘れたくない情報を脳に「重要である」と判断させるには、どうしたらいいのでしょうか?確実な方法は、何度も繰り返し覚えることです。

一度暗記したことは、時間をあけて、繰り返し暗記しなおしましょう。何度もインプットされる情報を、脳は重要な情報だとみなし、その記憶を長く保存しようとします。

最新の実験によると、暗記してから24時間以内に10分間、7日後に5分間、そして30日以内に4分間程度の復習をすると、記憶が残りやすくなるそうですよ。

方法その2:まとめて一気に覚えようとしない

テストが近いからといって、一度にまとめて全部の単語を暗記する、というのはおすすめしません。せっかく時間をかけて覚えたところで、翌日にはほとんど忘れてしまうのですから、量が多いと覚えなおしにも一苦労でしょう。

暗記は持久戦です。少しずつ、ときには前に覚えたことを見返しながら、毎日コツコツと覚えるように心がけましょう。

方法その3:アウトプットを忘れずに

何度も伝えますが、暗記定着の黄金比は、インプットとアウトプットが3:7の割合です。

特にテスト前になると暗記に必死になってしまい、アウトプットを忘れがちなので要注意。暗記したことを忘れないためにも、また、忘れてしまったことを把握するためにも、アウトプットは積極的に行いましょう。

アウトプットの結果、解けない問題や忘れている単語があったら、すぐに覚えなおしてください。これを繰り返せば、どんどん覚えたことを忘れにくくなります。

方法その4:規則正しい生活が全ての基礎

実は、暗記効率を上げて記憶をキープするために最も大切なことは「規則正しい生活」です。

夜更かしをする、一夜漬けで暗記をする、朝食を抜くといった行為は、全て脳の働きを低下させ、勉強の効率を大きく落とす原因になります。なかでも睡眠は、記憶の整理と定着に欠かせません。

効率のよい暗記は、規則正しい生活から。ここをおろそかにすると、どんな記憶法も効果が減ってしまいます。

まとめ

「身体や五感を使う」「イメージと連動させる」「アウトプットする」という3つのポイントをおさえて暗記をしたら、その記憶を維持するための対策も忘れないようにしましょう。

また、暗記には基本的な生活習慣も影響します。テスト前の詰めこみ勉強で寝不足などは逆効果です。

記憶力を理由に諦めてしまう前に、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。

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