皆さん新年あけましておめでとうございます。
新しい年になり、今年の目標などは決まりましたか?受験生の皆さんは最後の追い込みの時期になりましたね。
そんな受験生の皆さんへ向けたストレスの解消法を今回は紹介したいと思います。
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受験生はストレスを抱えやすい
受験生の皆さんは毎日、志望校合格に向けて頑張っていると思います。けれども、思った以上に成果が出ない状況になると、「人生で一度しかない入試で失敗できない」というプレッシャーから、大きなストレスを感じてしまいます。
そこまでの状態にはならなくても、時間を惜しんで多くの時間を受験勉強にさいていると、やはりストレスを抱える状態が続くことになります。
入試への焦りや、受験勉強の緊張感から受験生は多くの精神的ストレスを抱えてしまっているのです。
受験期によく表れるストレスによる症状
症状その1:過剰にイライラしてしまう
受験期のストレス症状として、「過剰にイライラしてしまう」ことが挙げられます。
受験勉強をしていてもイライラして勉強が手に付かなくなったり、家族や友人の何気ない会話や言葉にイライラしてしまうという症状です。
症状その2:布団に入っても眠れなくなる
受験のストレスにより「自律神経」が乱れて睡眠障害が出ることがあります。
自律神経のバランスが乱れてしまうと、睡眠に入る準備を行ってくれる「副交感神経」が身体のなかで切り替えられなくなり、その結果布団に入っても昼間と同じ交感神経が優位な状態が続き、興奮状態で眠れなくなってしまうのです。
また、布団に入ることで普段の受験勉強のことや日常のストレスや不安が頭の中で押し寄せてしまい、不安で眠れないといった悪循環が起きてしまいます。
症状その3:燃え尽き症候群になってしまう
燃え尽き症候群は、急になることも多く、特に「受験勉強に一生懸命打ち込んでいた受験生」がなりやすいと言われています。「急に怠け始めた」とまわりが勘違いしてしまうこともありますが、立派なストレス症状です。
症状その4:いつまでも疲れが取れない
受験のストレスを多く抱えると、「疲労がいつまでも解消されない」といった状態に陥ってしまいます。
このストレス症状は「十分な睡眠や食事をとっている」にもかかわらず、疲れがまったくとれない状態が続くという特徴を持ちます。
この症状が長く続いてしまうと、何をしても体が重くだるいといった状態から抜け出せなくなってしまう恐れがあり、受験に対するモチベーションや受験勉強を続けることができないといった原因をつくってしまいます。
受験期のストレス解消法5選
それでは今回の本題です。このようなストレスを解消するためには、まずは自分がリラックスしている状態をつくることです。それだけでもストレスが解消される可能性があるため、まずは自分の環境をリラックスできる状態に持っていきましょう。
解消法その1:ノートに不安やイライラを書き出してみる
受験勉強のストレスや日常のストレスなどでイライラや不安を抱えてしてしまった場合は、「ノートに書き出してみる」解消法を試してみましょう。
頭に浮かんでいる不安点やイライラをノートに書き出して「言語化」することで、気分が晴れる可能性があります。
また、言語化することによって不安点やイライラを客観的に見ることができるので、ストレス要因を排除するための解決策が浮かんでくることもあります。
解消法その2:睡眠時間をしっかり確保する
ストレスが溜まっている状態こそしっかり睡眠時間をとることが重要です。
とはいえ、眠れないのに無理やり眠るのは難しいので、布団に入る1時間~2時間前には食事と入浴を済ませたり、起床と就寝の時間を統一したりして質の良い睡眠が取れるように工夫をしてみましょう。
解消法その3:運動をしてリフレッシュをする
ストレスを解消する運動としては、有酸素運動がおすすめです。
適度な有酸素運動により、ストレスを感じている脳の働きを抑えて不安を和らげるセロトニンの生成が行われ、さらには集中力が高まるといった効果があり、学習効率的にもとても良いと言われています。
また、運動をすることによって睡眠の質も上がるため、睡眠障害の解消にもつながります。
勉強の息抜きに軽い散歩やランニングを行えば、その後の学習効率を高める効果もあるようです。
解消法その4:家族や友達とコミュニケーションを取る
家族や親しい友達とコミュニケーションをとることでストレス発散の効果があり、また辛い気持ちや不安なことを相談できるといったメリットがあります。
不安な気持ちや辛い気持ちを誰かに打ち明けるのは、時に勇気が必要なこともありますが、ストレスをずっと抱えたままでは良い方法に進みません。
しかし、誰かと話しているとモチベーションアップにつながったり、今の自分に必要なものが明確になったりと、多くのメリットがあります。
気持ちが前向きになる効果もあるため、まわりの人とこまめにコミュニケーションをとってみましょう。
解消法その5:生活習慣や食生活を見直してみる
食事は生活習慣を整えるといった意味で非常に重要です。生活習慣が乱れるとストレスが溜まる原因になります。
また、体に十分な栄養が行きわたらないと学習で使うエネルギーも少なくなり、学習効率が下がります。食事の栄養面食事の栄養面については、十分に気を配りましょう。
最後に
ここまでストレスの解消法をお伝えしてきましたが、ストレス自体は悪いものではありません。
例えば、「新しいことをたくさん覚えて、ほかの受験生との差をつけるチャンスだ!」と発想を転換させれば、それは「良いストレス」になるのです。
こういったストレスを「良性ストレス」と言い、受験期のモチベーション向上につながり、受験の味方になってくれる効果があります。
良性のストレスには有酸素運動と同等の効果が得られるといったこともあるため、辛いストレスも発想を転換させてモチベーションを維持しましょう。