こんにちは。
そろそろお子さんの中で、苦手科目が出てくる時期ではないでしょうか。
中学生が苦手意識を持つ教科で真っ先に挙げられるのは、「数学」「英語」ですが、実は「社会」を苦手とするお子さんもかなり多いです。
今回は社会に苦手意識を持つ原因と、社会に対する苦手意識を克服するための勉強法について紹介します。
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社会が苦手だと思うお子さんは多い!
社会に苦手意識を抱く理由として、興味のない内容を「ひたすら暗記する」という作業の苦痛さが挙げられます。
社会のテストは知識を求められることが多く、どうしても暗記が必要な科目になってしまいます。テスト前に一生懸命暗記に取り組むお子さんも多いでしょう。
しかし、社会は問題文と語句をただ暗記するだけでは駄目なのです。
社会には「流れ・背景」があります。時代ごとの流れや背景を理解しながら語句を覚えていくことが、社会を勉強する上で大切な要素なのです。
分野別の苦手克服
ここからは、「歴史」「地理」「公民」の3つの分野に分けて勉強方法を紹介していきます。
①歴史
まずは大まかな歴史の流れを理解する
歴史の知識を定着させるには、「大まかな流れをつかむ」ことが一番大切です。
この戦いにはどういうストーリーがあるのか。この人物はどんな人間で、誰と仲がいいのか。この出来事とあの時の出来事はどう関連しているのか。それらを読み解いていけば、一連の流れが見えてくるため、スムーズに頭に入ってきます。
とはいえ、いきなり全てのストーリーを理解しようとせず、まずは大まかな流れをつかみましょう。そこから少しずつ、その時に起きた出来事を肉付けするように覚えていくと、理解が深まっていきます。
時代を象徴する超主要人物や主要出来事から覚える
歴史を学ぶ上で習う重要人物は大勢います。その人たちをすべて覚えるのはなかなか難しいです。
最初は、現在学習している時代の主要人物や主要出来事から覚えていきましょう。先述した「大まかな流れをつかむ」時に、その時代で有名な人物や出来事が目に入ってきます。それらをまずは理解し、そこからさらに分岐して細かな出来事や周りの人物を覚えていくことで、その時代の背景をより深く理解できるでしょう。
友達や家族に覚えた内容を教える
実は私が歴史の勉強をする上で一番おすすめしたいのは、この勉強法です。
覚えた内容をアウトプットすることは、記憶に定着しやすいです。歴史の流れがある程度つかめたら、是非周りの友達や家族に教えてみてください。文章を書くのが好きなお子さんなら、自分で歴史小説っぽいものを作ってしまうのも楽しくておすすめです。(筆者はよく自分なりの歴史小説を作って遊んでいました)
②地理
オリジナルノートを作る
自分で地図を書き、地名や特徴、農産物など覚えておきたい情報を書き込んでいきましょう。これらを書き込んだノートは自分だけのオリジナル参考書として役に立ちます。
農産物の絵をかいたり色を使って視覚的に見やすくするとより覚えやすくなるでしょう。
ワークで繰り返し問題を解く
地理のテストでは、グラフや地図から内容を読み取る問題が非常に多く出てきます。
読み取り問題に慣れるためにも、学校のワークや市販の参考書などでグラフに慣れておきましょう。先述のオリジナルノートの作成と合わせて行うと、より効果が発揮されます。
③公民
難しい用語は自分が分かりやすいものに置き換える
公民は慣れない語句がたくさん出てきます。そのままだと覚えられない、理解するのが難しい場合、自分が理解しやすい言葉に置き換えてしまいましょう。
例えば、「国会」は「選ばれた精鋭が話し合って多数決で決める」、「公共の福祉」は「社会で生きる人たちの幸せ」など、イメージしやすい言葉に置き換えてしまうと、頭に入りやすくなります。
教科書を読み、ワークをやりこむ
公民で高得点を狙うなら、教科書をしっかり読み込むことが大切です。教科書には社会の仕組みについて詳しく書かれています。その仕組みと背景から社会全体の流れを理解しましょう。
ある程度理解できたら、ワークで問題に慣れていきましょう。公民は用語の意味を問う問題のほかに、グラフや資料の読み取り問題が多く出てきます。
ワークで解けなかった、理解が曖昧だった問題は、教科書に戻って学び直してからワークで解き直し。この工程を繰り返すことで、丸暗記ではなく全体像を深く理解することができるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、社会の苦手克服に向けた学習方法について紹介していきました。
社会を効率よく覚えるためには、流れと背景を理解することが一番大切です。今回紹介した学習方法を是非参考にしてみてください!
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