テストが返ってくると、この問題解けたはずなのに、うっかりミスで間違えちゃったという経験ありませんか?
多いときには、うっかりミスで10点以上失うこともありますよね。こんなに点数に差が出るものを、「ミスだからしかたない」で片付けるわけにはいきません。
確かにミスをゼロにすることは不可能です。それでも、減らすことならできます。今回は、うっかりミスの原因やパターンを分析し、ミスを減らすテクニックを伝授します。
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ケアレスミスが起きる原因
まずはうっかりミスが起きてしまう原因から見ていきましょう。大きく4つの原因があると考えられます。
原因1:時間に追われて焦ってしまう
うっかりミスの8割はこれが原因だと思います。テレビ番組とかでも制限時間をつけられると、簡単な問題なのにとんでもない答えが出されたりしますよね。
テストにも制限時間があるので、その中で解いていかないといけないからと焦ってしまうことが原因です。特に終盤になればなるほど、その傾向は強くなると思います。
原因2:自分は大丈夫だと過信してしまう
この分野は得意だから大丈夫!小テストでいい点数をとれていたから大丈夫!
自信を持つことは凄く大事ですが、それが慢心・過信になってしまうと問題です。
ミスをしない人間はいません。自分がミスをしているかも、という可能性に思い至らない人は、うっかりミスを修正するチャンスを逃してしまいます。
原因3:集中ができない
前日にあまり寝れなくて寝不足だったり、体調が悪くて頭痛がひどかったり、心配事や不安があったりと、集中ができない状況だと当然ミスの確率は上がってしまいます。
体調は万全だったとしても、まわりの人が立てる物音が気になる、ペンの使いごこちが悪くてイライラするなど、集中の邪魔をする悪魔はあちこちに潜んでいます。
原因4:暗算に頼りきってしまう
難しい計算や複雑な計算を暗算でパパっと解ける人はカッコいいですよね。
けれども、それはテストのときはあまりお勧めしません。テストのときは通常よりもプレッシャーがかかるので、うっかりミスにつながりやすくなってしまいます。
また、考えた経緯が残されていないと、どこかで間違えたことにも気づきにくくなってしまうという観点からも、しっかりとメモを残して解いていくことをお勧めします。
ケアレスミスへの対策
それではこのうっかりミスにはどのような対策をしていけばよいでしょうか?
ここでは5つの対策を紹介していきます。これらの対策は、頃の勉強にも取り入れて、少しずつ慣れていくのが大切。「やるのが当たり前」になってしまえば、その頃にはうっかりミスが減っているはずです。
対策1:ミスを自覚し傾向をつかむ
まずは「自分はうっかりミスが多い」ということを自覚しましょう。自分はミスをしないと思い込んだままでは、うっかりミスに気づけません。
そして、自分のミスのパターンを理解することも大切。傾向がわかれば対策が取れるようになるはずです。
対策2:問題文はかならず最後まで読んでマークする
問題文の重要なポイントに線を引いたり、丸を付けるのがおすすめです。
例えば「〇〇にあてはまるものを次の選択肢から2つ選び、番号に丸をつけなさい」という問題の場合、回答の内容「あてはまるもの」、解答の数「2つ」、解答の方法「丸をつけ」の部分に線を引くなどすると、大切な部分がわかりやすくなります。
対策3:図や表を書く
頭の中だけで問題を考えようとすると、混乱してしまいます。長い文章題や複雑な問題を解くときは、問題用紙に図や表を書いてしまいましょう。
目に見える形でイメージを描くと、問題の内容が理解しやすくなると同時に、ミスや勘違いがあったときに気づきやすくなるというメリットがあります。
対策4:途中式や答えはていねいに書く
原因4でも触れましたが、テスト本番では暗算に頼らずに、途中式は必ず書き残し、ある程度丁寧に書くのがポイントです。式を雑に書いたせいで、数字や符号を読み間違えて、結果答えを間違えてしまうというケースも珍しくありません。
対策5:最後にきちんと見直しをする
全部の問題が解けたら、最後に必ず見直しましょう。ひとつひとつ指さしながら確認していきましょう。つまり、見直しするためには、時間に余裕をもって問題を解き終わらなくてはなりません。
見直しするためにも、そしてあせってうっかりミスを増やさないためにも、時間の管理は重要です。早めに問題を解き終われるよう、日頃から演習問題などで鍛えておく必要があります。
「時間がない」は全てのミスのもと。ミスをなくすうえで一番大切なのは、実は「時間に余裕をもって問題を解けるように訓練しておくこと」です。
いかがでしたか?ケアレスミスをなくすためには日ごろの勉強から意識をしていくことが大事になってきます。家庭教師のあすなろなら完全マンツーマンの家庭教師なので、ケアレスミス対策の指導も行うことができます。
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