何事にも積極的に挑戦し、意欲的に活動していくために必要なのが「自己肯定感」です。幼少期からこの要素を高めておくと、お子さんの将来の選択肢は大きく広がるでしょう。
今回は、自己肯定感が子どもたちにどう影響するのか、自己肯定感を高めるための習慣について紹介していきます。
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自己肯定感とは
自己肯定感とは、これは自分を肯定し認めることのできる感覚のことで、能力値や短所も含めて「これが私なんだ」と受け入れ認めることが大切です。日本の子どもたちは、やや自己肯定感が低めだというデータがあり、全国で子どもたちの自己肯定感を育むための政策が行われています。
自己肯定感が高いと、新しいことに積極的にチャレンジしたり、物事を前向きにとらえることが出来ます。お子さんの可能性を大きく広げるため、今のうちに養っておきたい感覚ですね。
自己肯定感が低いとどんな影響がある?
自己肯定感が低いと、自分のことを「ダメな人間だ」「何をやってもうまくいかない」などマイナスな感情に囚われてしまい、積極的に新しいことに挑戦しようとする心持ちがなくなります。
自分に自信が持てないため、人間関係でトラブルが起きてしまったり、生きづらさを感じてしまうのです。最終的には不登校やひきこもりへも繋がってしまいます。
お子さんの自己肯定感を高めるために
お子さんの自己肯定感を高めるには、保護者さまの力が必要です。
ここからは、保護者さまができるお子さんの自己肯定感を高める方法について紹介していきます。
頑張りを褒めてあげる
まずは、お子さんの頑張りを褒めてあげましょう。身近な大人から褒められることでお子さんは素直な気持ちになれますし、もっと頑張ろうという気持ちに繋がります。
ここで大切なのは、「結果」ではなく、「過程」を褒めてあげることです。結果のみを褒めてしまうと、もし良い結果が出せなかったとき、お子さんが「結果が出なかったからダメなんだ…」と考えてしまいます。なかなか立ち直れなくなり、自己肯定感が下がってしまうのです。
失敗してしまっても、「ここまで出来てすごい!」「よく頑張ったね、次また頑張ろう!」といった、温かい言葉をかけてあげましょう。
自然にや文化に触れる機会を与える
自然に触れ、様々な体験をすることは、子どもたちの積極性やアクティブ性を広げるきっかけになります。
また、本を読んだり絵を描いたりなどの文化に触れることは、子どもたちの興味関心の幅を広げるのに効果的です。
お子さんに考えてもらう機会をつくる
お子さんに意見を求めることも、自己肯定感を高める上で必要です。
「どうすればいいと思う?」のように、何かを決める際はお子さんにも聞いてみましょう。お子さんは「自分は頼られている!自分の意見が求められている!」という気持ちになり、自分を認められるようになります。
また、お子さんが何か悪いことをしてしまったときも、頭ごなしに怒ってしまうのはNGです。怒られたくないから何もしない、否定されるから何もしないという感情になってしまうのです。
「何が駄目だと思う?」のように、お子さん自身に考えてもらうことが大切です。
お子さんの話を聞く
お子さんは今日あった出来事や嬉しかったことを、保護者さまに聞いてもらいたいものです。
もしお子さんが話しかけてきたときは、よく聞いてあげてください。
ただし、「どうだったの?」「なにしたの?」と質問攻めにするのではなく、お子さんが言葉にするのをじっと待ってあげましょう。話を急かされてしまうと、言いたいことが上手くまとまらず話すのが嫌になったり、真剣に話を聞いてくれてないと感じてしまう可能性があります。
お子さんにしっかり向き合えば、お子さんは「自分の話を聞いてくれている!」「自分を認めてもらっている!」という自信につながり、自己肯定感が高まるのです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、自己肯定感がお子さんに与える影響と、保護者さまがお子さんの自己肯定感を高めるためにできることについて解説しました。
自己肯定感はお子さんを前向きな気持ちにしてくれますし、様々なことへ挑戦しようという意欲にもつながります。今回紹介した自己肯定感を上げるための方法はどれも簡単なものなので、是非日常生活で取り入れてみてください。
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