大切な我が子により良い教育を受けてもらいたい。そう考えたとき、選択肢のひとつに挙がるのが中学受験ですね。
では、中学受験を決意した場合、いつから準備を始めるべきなのでしょうか? 中学受験の経験のない保護者の方はもちろん、ご自身が中学受験をしていても、今の受験事情は気になりますよね。
今回は、中学受験の検討を始めた保護者の方向けに、中学受験対策のスタート時期についてご紹介します。
いつから始める? 早すぎる? 遅すぎる? そんな疑問をお抱えの方は、ぜひ最後までお読みください。
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中学受験の準備、いつから始めるのが正解?
中学受験では、小学3年生もしくは4年生から準備を始めているご家庭が最も多いようです。
中学入試の問題をご覧になったことはありますでしょうか。 中学入試の出題範囲は広く、また、解答時間に比べて問題量がかなり多いのが特徴です。
入試で合格点をとるためには、時間をかけて計画的に学習を積み上げていく必要があります。
合格力をつけるためにどのくらい時間が必要かはお子さんにもよりますが、理想は3年。そのため多くのご家庭では、低学年のうちに中学受験の検討を始め、新4年生のころに受験対策をスタートさせています。
受験準備、早ければ早いほどいいって本当?
中学受験対策を始めるのが早いほど有利なのは確かです。低学年のうちから学習習慣と基礎力を身につけておけば、その分、応用力を身に着ける勉強に費やせ、いろいろな問題のパターンに対応できる力をつけられます。
とはいえ、5年生から、6年生からでも間に合います。
いつから中学受験対策を始めるべきかは、お子さんの性格や習熟度によっても変わります。お子さんと保護者、お互いにとってベストなタイミングを探しましょう。
小学校低学年のうちからできること4選をご紹介
小学校低学年のうちからご家庭でできる取り組みの例を、4つご紹介します。
いつから中学受験準備を始めるかまだ悩んでいる人も、ひとまずこの取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。
勉強の楽しさを教える
中学受験は、長い長い持久走。勉強自体を「めんどくさい」「やりたくない」と思うようになってしまっては続きません。
小学校低学年のうちは、勉強そのものより先に、勉強の楽しさを教えてあげるのが重要です。勉強から得られる達成感や、自分が成長していく姿を感じられるよう、子どもに接しましょう。
逆に勉強をつらいと感じるような厳しすぎる取り組みは避けてください。楽しいと思えることなら、お子さんは自発的にやるようになるはずです。
勉強習慣や読書習慣を身につける
勉強に大切なのは、とにかく習慣づけることになります。勉強する習慣がないまま受験勉強に突入してしまうと、学年が上がるごとに苦労します。
短時間でも構いません。なので、1日1回は必ず楽しく机に向かえるよう誘導してあげましょう。
また、読書の習慣も大切です。まとまった文章を読むことに、今のうちに慣れさせておきましょう。読んだ本の内容を自分なりに説明してもらうようにすれば、読解力も身につきますよ。
いろいろなことに興味を持つ
子どもは好奇心のかたまり。興味を持ち、気になったものに接してみることで、子どもの考える力と知識が急速に育まれます。
ですので、小さいうちにさまざまな経験を積めるようお子さんの興味の幅を広げるような取り組みを心がけるのが大切です。
勉強に関係のない事柄でも構いません。一度興味を抱けば、子どもは驚異的なスピードで知識を吸収します。その経験と知識は子どもの財産です。
お子さんの興味にとことん付き合うには、受験勉強が激化する前、小学校低学年の時期がベストです。
中学受験の目的を話し合う
長い受験勉強を乗り越えるには、何よりお子さん本人が「志望校に合格したい」という強い意志を持つことが大切です。
「親に言われたから」「みんなそうしているから」という否定的な動機では、勉強を続けるのがしんどくなってしまうかもしれません。
勉強が本格化する前に、時間をかけて、お子さんと中学受験の目的や動機、必要性などについて話し合ってください。本人が心から受験に納得すれば、それは強力なエンジンになるはずです。
まとめ
中学受験の準備をいつから始めるかは、ご家庭の事情やお子さんの性格、習熟度により異なります。保護者とお子さん、双方にとってベストなのはいつからかを見極めることが大切です。
良い中学受験勉強をスタートできるよう計画的に進めていきましょう。