希望する高校への合格を目指し日々努力して勉強している受験生のみなさんの中には、未来への期待が大きい一方で多くの不安を抱えている人もいるでしょう。
「第一希望に落ちたらこれからどうしたらいいのかな」 「将来に影響出る?」 「失敗しないためには何をしたら良いのかな」
そんな心配を感じているかもしれません。
今回の記事では、高校受験に失敗してしまった時にどのような選択肢があるのかを紹介し、失敗しないための対策についても解説しています。
読み進めることで高校受験に失敗することへの不安を軽くすることができるでしょう。
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
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高校受験で失敗した時の選択肢5選
もちろん第一志望校に合格することがベストです。
しかし、万が一高校受験で第一希望の学校に落ちてしまった時の選択肢は、主に以下5つです。
①併願校に進学する ②公立高校の二次応募を受験する ③定時制や通信制に進学する ④高校浪人する ⑤進学せずに就職する
1つずつ具体的に紹介していきます。
①併願校に進学する
高校受験では、併願校を受験することが可能です。
第一志望の学校に行きたい気持ちが強かったとしても、念のため併願校を受験しておくと心の余裕を持って第一志望校の試験を受けることができます。
併願校はもしもの時に通う学校になるので、選ぶ時は学校の特色や魅力をしっかりと確認し、自分が行きたいと思えるような学校を選ぶようにしましょう。
また、受験日程が第一希望と重なってしまわないか、日程が近すぎて負担にならないかなどを事前に確認しておくことも大切です。
②公立高校の二次募集を受験する
公立高校には、二次募集をする学校もあります。
二次募集の日程は遅い時期に設定されているため、第一希望の公立高校・併願校の私立高校を全て失敗してしまった場合にも受験することが可能です。
しかし、全ての学校で二次募集があるわけではなく、定員割れした場合もしくは合格人数が募集人数よりも少なかった場合のみ行われますので、「二次募集があるから大丈夫」と安心はできません。
二次募集は、実施の有無が発表されてから1~2週間の間に出願・試験・合格発表と実施されていくため、タイトなスケジュールになります。
二次募集を受ける時にはどのようなスケジュール感で動く必要があるのかをあらかじめ確認しておき、焦らず対応できるようにしておきましょう。
③定時制や通信制に進学する
全日制の学校に全て落ちてしまった場合、定時制や通信制の学校に進学するという選択肢もあります。
定時制は夕方や夜間を中心に授業日程が組まれており、通信制は自宅での学習と月に数回のスクーリングで学習を進めます。
どちらも高卒資格を取得することができ、大学受験も可能です。
自由度の高さから、スポーツ選手や芸能人など学業以外のことにも力をいれていきたい学生さんは定時制や通信制を積極的に選ぶ人もいます。
定時制、通信制ともに入学試験の難易度は低いことが多いため、入学しやすい学校だといえます。
④高校浪人する
どうしても第一希望の学校に進学したいといった強い意志がある場合には、高校浪人をすることになります。
文部科学省の発表によると、令和2年度の高校進学率は98.8%であることから、最近では高校浪人をするケースはとても少ないといえます。
それでも志望校への合格を目指す場合には、しっかりと勉強できる塾や通信教育などの環境を整えて臨むようにしましょう。
⑤進学せずに就職する
高校浪人と同様に、高校に進学せずに就職するケースも最近はとても少なくなっています。
しかし、家庭の事情などさまざまな理由で浪人や進学ができない場合は就職する道を選ぶこともあるでしょう。
その際は、仕事をしながら専門知識を学べたり、経験を積むことで技術を取得していけたりするような職種を選ぶことが重要になってくるでしょう。
高校受験で失敗しないためにすべき対策
高校受験に失敗しても選択肢はたくさんありますが、できれば希望する学校に合格したいですよね。
高校受験で失敗しないためにしておくべき対策について4つご紹介します。
目標設定をしっかりとする
受験勉強は短期集中ではなく、日々の勉強の積み重ねが結果に繋がる長期戦となります。
しっかりと目標を設定していくようにしましょう。
また、模試などを受け、自分の成績や学力を把握しておくことも大切です。
自分だけでの目標設定が難しい場合には、学校や塾の先生と相談しながら、結果を出せる学習計画をたてていくようにしましょう。
併願受験をしておく
高校受験では、推薦入試・私学受験・国公立受験・二次募集などさまざまな受験の機会があり、日程がかさならなければ複数の受験も可能です。
第一志望校の試験前に併願校の私学受験をしておくことで、実際の試験会場の雰囲気に慣れたり試験の練習にもなるでしょう。
また、複数の併願校を受験すると、安心して試験に臨むことができるようになり、第一志望の試験時に心の余裕を持つことができるでしょう。
落ちた時の対策を知っておく
第一志望の学校に落ちてしまうと、未来が見えなくなってしまうように感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、実際には受験に失敗しても、選択肢はたくさんあることを知っておきましょう。
そして、失敗した時にすぐに次の行動に起こせるように、事前にできる対策を知っておき、準備をする心構えをしておくことが大切です。
直前までできることをやる
試験日が近づくにつれて、不安や緊張から体調を崩してしまうこともあるかもしれません。
まず早寝早起きの生活リズムを守り、睡眠と食事もきちんと取って体調管理をしっかりとしておくことが大切です。
また、試験直前期に勉強を詰め込みすぎたり、新しいことに手を出したりすることはおすすめできません。
試験日が近づいてきたら、今まで頑張ってきたことの振り返りをしてみることで自分の気持を落ち着かせるようにして過ごし、体調を崩さない程度で勉強しましょう。
高校受験での失敗を将来につなげる方法
頑張って努力したのに結果が出なかった時は、とても落ち込むものです。
しかし、残念な結果になってしまったとしても、前向きに将来につなげていくことはできるはずです。
そのための方法2つを紹介していきます。
進学先で成績上位を目指す
第一志望校に進学できなかったとしても、併願校や二次募集で合格できた学校で過ごす時間を大切にできるように、早めに気持を切り替えましょう。
併願校や二次募集で進学する学校は、第一志望校よりも偏差値の低い学校であることが多いため、努力次第で成績上位者になることが可能です。
進学先で成績上位者となることで、自分への自信を取り戻すことができる、さらに今後の大学入学時に推薦入試の枠を確保できたりすることもあります。
大学進学を目標にして勉強をはじめる
高校受験での悔しい経験をバネに、次の目標として大学受験の準備を早めに始めるとよいでしょう。
大学見学をしたり先輩の話を聞いたりするなどのリサーチを早めにおこなうことで、モチベーションを上げることにつながるように行動することが重要です。
1年生の頃から計画的に勉強を進めておくことで、大学受験での成功率を上げることにつながるでしょう。
まとめ
高校受験に失敗してしまう不安は、誰でも感じることがあるでしょう。
しかし、高校受験に失敗したからといって、今後の人生の希望がなくなってしまうわけではありません。
今回紹介してきたように、高校受験に失敗したとしてもさまざまな選択肢があります。
失敗しないように今からおこなえる対策も沢山あるので今できる事を後悔のないように行動に移して行きましょう。