体温調整が苦手なお子さんへのサポート

発達障害のお子さんは体温の調整が難しいと言われています。
暑い感覚が分からない・寒いと感じにくいなど個人差はありますが、体温の調節をどうしたら良いかがわからない場合が多いです。

小さいときからの感覚の積み重ねで「こういうときは暑い」「こう感じたら寒い」などと分かっていくものですが、発達障害児には難しいようです。
自分の感覚に任せすぎると風邪をひいたり熱中症になってしまったりと、体への負担が大きくなってしまいます。

保護者がある程度サポートをしてあげないとこういった体の不調に繋がります。
そこで、体温調整が苦手なお子さんにどのようなサポートができるのかについてお話していきます。

《クーラーが苦手な場合》

暑い日はクーラーをつけて寝ることが多いですが、クーラーが苦手というお子さんも一定数います。
しかし、昨今はクーラーをつけないと熱中症になってしまうため、つけて寝ることを政府でも推奨しています。
クーラーをつけないといけないがそれを嫌がるお子さんにはどうしたら良いでしょうか。

薄手のパジャマにする

極力薄手のパジャマにしましょう。感覚過敏の場合もあるので、あくまでお子さんの苦手ではない素材を選ぶようにしましょう。麻や接触冷感素材のものを選ぶと良いです。
クーラーを少しだけならつけてもいい場合であれば長袖のパジャマにして風が直接肌に触れないようにしてあげてください。逆にクーラーが一切だめという場合は、ノースリーブに短パンという軽装にして熱がこもらないようにしましょう。
しかし、布団をかけないのは風邪をひく要因になってしまうので、タオルケットだけでもいいのでかけて寝るようにしてください。

扇風機にする

直接扇風機を体に当ててしまうと、いつの間にか体が冷えすぎて最悪の場合死に至ることもあります。そのため、クーラーの代わりに扇風機を使うのは一つの策ですが、距離を離す・風の調節を弱くする・天井に取り付けるなどの工夫をする必要があります。
今は家電量販店に様々な扇風機が売られているので、寝るときにつけっぱなしにしても大丈夫なものを選ぶようにしましょう。

風が当たらないところに寝る

家族と一緒に寝るのであれば一番これが得策かもしれません。風の向きを調整しながらお子さんが風に当たらないポジションを探して、そこに寝てもらうようにしましょう。
自分の部屋があって1人で寝るのであれば上記のやり方で寝ることができますが(ベッドや机を動かすのが労力がいるため)、家族と一緒だと扇風機だと熱中症になりかねない場合ももちろんあります。
そのため、お子さん1人がクーラーが苦手であれば、風の当たらない場所に寝てもらうようにしましょう。その際も風はなるべく弱い状態にして、家族の健康も守りながらにしてください。

《暑がりで布団を蹴飛ばしてしまう》

極端に暑がりで体温調整が苦手という場合もあります。
暑いからと言って何もかけないで寝てしまうと風邪をひいてしまう原因になってしまいます。
クーラーの温度を限界まで下げてしまうと、お子さんは良くても家族が風邪をひいてしまう可能性があります。
暑がりのお子さんにはどうすればいいか、以下の対策が考えられます。

スリーパー・腹巻きで体を冷やさないように

子ども服売り場で目にすることがあるスリーパーを使うこと・スリーパーでも暑いようであれば腹巻きを使うことをおすすめします。布団をかけるよりも軽くて薄いので、暑がりのお子さんや布団を蹴飛ばしてしまうお子さんには向いていると言えます。
スリーパーも様々なデザインがあるので、お子さんの好きなデザインを選ぶようにしましょう。また、旅行先などにも持っていきやすいのでおすすめです。
スリーパーでも暑がってしまう場合は腹巻きをして寝るのも方法の一つです。

タオルケットなど薄いものを重ねる

布団が苦手であれば、夏はタオルケット・冬は毛布で調整しましょう。何もかけないで寝てしまうと風邪の原因になってしまうので、お子さんの暑がらない程度のものを重ねてみてください。
タオルケットは比較的肌触りが良いものが多いので、感覚過敏のお子さんでも大丈夫なことが多いです。お子さんと寝具売り場に行ってお子さんの気に入ったタオルケットを選ぶようにしましょう。
冬も毛布とタオルケットを組み合わせるなど、暑さを調整しましょう。毛布だけを何枚か重ねてしまうと重くなってしまい、より蹴飛ばす原因になってしまうので調整が必要です。
軽めの布団にする・前述のようにタオルケットとの組み合わせにするなど工夫をしましょう。

あすなろスタッフ:はるみ
体温調整の仕方は感覚の問題なので少しずつ教えていく必要がありますが、寝ている間はなかなか調整することが難しいので、こちらが多少サポートしなければなりません。家族と一緒に寝ていると家族にも影響が出てしまうことなので、お子さんの健康を第一に考えながらクーラーなどの調整をしてみてください!
お子さんが暑がっているのか寒がっているのかをしっかり確認して、体調不良に繋げないようにしてきましょう。

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あすなろで指導にあたっている発達障害の主な種類

発達障害とは、主に脳の中枢神経の機能不全により起こるとされている障害で、大きく4つに分類されます。また、以下の図のように、2つ以上の特性を併せ持っている場合もあります。

家庭教師のあすなろでは、発達障害のあるお子さんの特性に応じて、適切な指導を行なえるようサポートしています。

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害に含まれる分類):
知的な遅れを伴わない自閉症の分類。コミュニケーションや興味に大きな偏りがみられます。言葉の遅れは見られません。
学習障害(LD):
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のいずれかが極端に困難です。
軽度発達遅延・精神遅滞:
言葉の発達に遅れが見られたり、物事を理解することが難しい。軽度発達遅延はおおむねIQ50~70を指します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD):
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)などを特徴とする行動が、幼少期から見られます。

発達障害のお子さんの教え方についてよくあるご質問

発達障害のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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