【LDのお子さん向け】板書が苦手なお子さんの対応策

発達障害、特にLDがあると学校の授業で板書が苦手であるという子どもがいます。

板書は黒板を見て一瞬で内容を把握する・短期的に覚える・ノートの書くべき場所に書く、という行為を何度も繰り返し行います。
この一連の流れのどこに問題があるかによっても対応が変わってきますが、どこに問題があるかわからない場合は以下のお話の内容を実践してみてください。
板書が取れなくて勉強が嫌になってしまうということもあります。

板書を取らないとノート提出も困ってしまいますし、板書を取ることに一生懸命になりすぎて話を全然聞けていないために内容が把握できず、結果としてテストなどに影響が出てしまいます。
聞くだけで全てを把握できるのであればそれでも良いと思うのですが、後から復習などがしにくくなってしまいます。
どうすれば板書を取れるようになるのか、対応策をお話していきます!

1.穴埋め式にする

なるべく書かなくて良いように、穴埋め式のプリントを用意してもらえないか学校側に相談してみましょう。
授業の要点だけまとめた内容にしてもらい、そこだけ書けるようにしておきます。

例えば、「1185年に源頼朝が征夷大将軍になったことで鎌倉幕府が誕生し…」という内容であれば「1185年」に「源頼朝」が征夷大将軍になり「鎌倉幕府」が誕生した、と重要事項だけ書けるようにします。

「1185年に源頼朝が征夷大将軍になったことで鎌倉幕府が誕生し…」

「1185年に源頼朝が征夷大将軍になったことで鎌倉幕府が誕生し…」

「1185年」「源頼朝」が征夷大将軍になり「鎌倉幕府」が誕生した

1185年」に「源頼朝」が征夷大将軍になり「鎌倉幕府」が誕生した

先生への負担が大きくなってしまうので、必ず相談し、どうしてそれが必要なのかを説明できるようにしておきましょう。
このときに「視力が悪くて見えないから書けない」のか、「覚えられなくて書けない」のか、「文字が分からなくて書けない」のか、子どもの特徴を話して実際の授業の様子も聞きながら相談してみてください。

あすなろスタッフ:はるみ
学校では合理的配慮をするように推進されているため、本来であれば用意してもらえます。ただ、前述の通り先生に負担がかかるので先生のことも考えつつ相談してみてください。

2.板書の写真を撮らせてもらう

LDなどで文字を認識するのに時間がかかり、どんな内容の文字が並んでいるのか・どうやったらノートに文字として書き起こせるのかなど難しいことがあります。

1で紹介した内容でも難しい場合は、文字を書くことをやめて写真に撮らせてもらうのも一つの方法です。
黒板一枚に文字を書ききったタイミングで写真を撮らせてもらい、それを見て復習やテスト勉強に使います。
これも予め先生に相談した上での対応になります。
写真を撮るのも、学校によってはスマホを持ってきてはいけない・学校では使用禁止というところもあるので、スマホで撮って良いのか・スマホでなければデジカメで撮っていいかなど確認を取りましょう。
また、他の生徒にも説明をしておいてもらって、授業中にカメラで撮影をすることをわかってもらいましょう。

その他の注意点

  • カメラのシャッター音が鳴ると授業の邪魔になってしまうので、シャッター音が鳴らないものか鳴っても大きな音出ないものを選ぶようにしてください。
  • 板書の写真を撮ることができたら、自宅やコンビニなどで印刷をしてファイルに挟むなどして後から見直せるようにしましょう。
  • 先生によっては字の癖があることもあるので、解読できそうになかったら保護者が書き直してあげたり読みがなを振ってあげて分かるようにしてあげてください。
あすなろスタッフ:はるみ
最近の学校は黒板でなくホワイトボードに書く学校も増えているのですが、黒板に書く学校もまだまだあります。彩度の問題で文字が見にくいと勉強がしにくいと思うので、文字が見やすくなるように彩度などの加工もできればしてあげるとより勉強がしやすくなります。

3.録画して繰り返し見る

どうしても文字が読めず、読むのも書くのも時間をかけても難しい場合は、授業1コマを全部録画させてもらうのも一つの方法です。

このメリットとして、授業の最初から最後までを録画できるので内容が漏れることなく、完全な状態で授業を聞くことができます。
また、繰り返し見ることができるので聴覚優位であればなおさら文字を書くよりも内容が入ってきやすいです。
板書に集中してしまうと板書以外の内容が入ってこず、「板書をするほどでもないけれどちょっとした小話」という内容を聞く余裕がなく、抜けてしまうこともあります。

特に中学・高校になると授業の内容が全て板書として書いてもらえるわけではなく、板書しないで先生が話しているだけということもあるので、板書に一生懸命になってしまうとこういった内容のことが分からず、テストに出てきたときに困ってしまいます。
録画しておくとそういった内容のこともしっかりと聞くことができるので、テスト対策などにも使うことができます。

あすなろスタッフ:はるみ
録画する際は授業の邪魔にならないように教室の後ろ、ロッカーを使う子どものことも考えてロッカーの邪魔にもならない位置にカメラをセットしましょう。カメラのセットの仕方は子どもにしっかりと教え、バッテリーの交換もできるようにしておきましょう。

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あすなろで指導にあたっている発達障害の主な種類

発達障害とは、主に脳の中枢神経の機能不全により起こるとされている障害で、大きく4つに分類されます。また、以下の図のように、2つ以上の特性を併せ持っている場合もあります。

家庭教師のあすなろでは、発達障害のあるお子さんの特性に応じて、適切な指導を行なえるようサポートしています。

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害に含まれる分類):
知的な遅れを伴わない自閉症の分類。コミュニケーションや興味に大きな偏りがみられます。言葉の遅れは見られません。
学習障害(LD):
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のいずれかが極端に困難です。
軽度発達遅延・精神遅滞:
言葉の発達に遅れが見られたり、物事を理解することが難しい。軽度発達遅延はおおむねIQ50~70を指します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD):
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)などを特徴とする行動が、幼少期から見られます。

発達障害のお子さんの教え方についてよくあるご質問

発達障害のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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