【発達障害】診断まで家庭と検査について

近年、発達障害について理解が進んできたこともあり、気軽に相談がしやすくなって検査をしてくれる病院も増えてきました。しかし、どんな検査をするのか・どこで検査をするのかわからないことも多いと思います。

そこで、今回は発達障害と診断されるまでにどのような過程があるのか、どんな検査などが必要なのかについてお話していきます。 

相談機関

発達障害かも?と言われるタイミングは様々です。定期検診のときに指摘されたり、学校で担任の先生から指摘されたり、家庭での生活の中で気になったりとタイミングは色々あります。もし指摘をされたり自身で気になったりしたら、専門機関に相談するのが一番です。
しっかりとした検査をしてくれるのは大学病院や総合病院などの大きな病院で、精神科や心療内科で診断してもらうことが多いです。

最近は小児科でも診断してくれるところが増えてきたので、かかりつけの病院で診断をしてくれることもあります。詳しい検査になってくるとやはり大きな病院で診てもらうのが一番です。
しかし、いきなり病院に相談に行くのはハードルが高いと思います。そのときは、地域の子育て支援センターや保健センターなどに相談することができます。 その際に母子手帳や生育歴が分かるもの、幼稚園や学校の連絡ノートなどを持っていくと話がスムーズに進み、適切な専門機関を教えてもらえます。 

発達検査

専門機関では大きく分けて行動観察と発達検査と知能検査があります。 

行動観察

子どもを遊ばせることで何に問題があるのか、どのような特徴があるのかを見ます。 積み木などのおもちゃで看護師さんなどと一緒に遊ぶことで、何かにこだわりがあるか、対人コミュニケーションが取れるかなどを見ます。 見ながら保護者に「いつもと同じように遊んでいるか」「遊んでいる様子で気になるところはあるか」などと質問してチェックしていきます。

また、問診も同時に行います。 その際に母子手帳や行動に関して気になることをまとめたノートなどがあると話を進めやすいです。 発達症の兆しが顕著になるのは人それぞれなので、どのタイミングから気になってきたのかなどが分かるといいでしょう。 発達障害は先天性の障害なので、定期検診の際にポイントがあるかもしれません。

あすなろスタッフ:はるみ
検診で気にならなくても、家庭での過ごし方で気になることがあれば、細かくメモにとって医師に見せましょう。 「もしかしたらあの時…」などと後になって気になっていたことがあれば、それも大体の月齢でも大丈夫なのでメモに起こしておくと良いでしょう。

発達検査

発達検査は心理面でどのくらい発達しているかを検査します。 発達検査だけで発達障害かを診断することはなく、その後の知能検査や前述の問診や行動観察を総合して判断します。

日本で使われる発達検査は「新板K式発達検査」と「乳幼児精神発達診断法」がメインです。 新板K式発達検査では遊びの要領で検査をしていき、子どもの緊張感を解いて自然な状態で検査ができるようにしています。

これらの検査では発達指数と発達年齢を調べられます。 これらを調べたときに検査報告書をもらうことができ、今後どのように支援をしていけばいいかなどをアドバイスしてもらえます。 なぜこのような結果になったのかを教えてもらえて、それに応じた配慮の方法を記載してもらえます。

知能検査

発達検査の他に知能検査を受けましょう。知能検査は学力ではなく、その年齢にふさわしい推理能力や判断能力があるかどうかを判断します。知能検査はWISC(ウェクスラー)田中ビネー知能検査が挙げられます。

知能が低いと知的障害を併発している発達障害になり、知能指数が平均以上であれば高機能自閉症やLDの可能性が出てきます。 知能指数が70から79の子どもは知的障害の診断を得られにくいため、療育手帳の取得が難しいと言えます。

しかし、発達障害の疑いも出てくるので、発達検査と同じように検査をすることをおすすめします。発達障害がどういった種類のものに分類されるのか、知的障害があると思うが発達障害もあるのではないかなどと疑問に思うことがあれば、それぞれ検査をしてみましょう。

それぞれの検査が終わって診断が降りたら、自治体の福祉窓口に相談して療育手帳や精神障害者保健福祉手帳を取得しましょう。
手帳を取得すると、特別支援学級や特別支援学校への進級・進学が可能になり、福祉サポートも受けられるようになります。

「この子は他の子どもと変わっていて心配」という気持ちがあるよりも、障害があると診断されたほうがホッとするという保護者も増えています。

逆に、診断が降りてショックを受けることもあると思います。

そういった保護者の方に向けたカウンセリングやフォローなどもあるので、少しずつ受け入れていけたらと思います。発達障害と診断された後の子どもへの支援や配慮なども指導してもらえるので、家庭での生活に取り入れていけるといいでしょう。

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あすなろで指導にあたっている発達障害の主な種類

発達障害とは、主に脳の中枢神経の機能不全により起こるとされている障害で、大きく4つに分類されます。また、以下の図のように、2つ以上の特性を併せ持っている場合もあります。

家庭教師のあすなろでは、発達障害のあるお子さんの特性に応じて、適切な指導を行なえるようサポートしています。

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害に含まれる分類):
知的な遅れを伴わない自閉症の分類。コミュニケーションや興味に大きな偏りがみられます。言葉の遅れは見られません。
学習障害(LD):
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のいずれかが極端に困難です。
軽度発達遅延・精神遅滞:
言葉の発達に遅れが見られたり、物事を理解することが難しい。軽度発達遅延はおおむねIQ50~70を指します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD):
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)などを特徴とする行動が、幼少期から見られます。

発達障害のお子さんの教え方についてよくあるご質問

発達障害のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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