【発達障害をお持ちのお子さん向け】進学するときのポイント

小中学校に入学する時に色々と準備をするものがあると思います。
制服や教科書の他に、発達障害児は学校側への配慮のお願いをしたほうが、学校生活が円滑に進みます。

しかし、一歩間違えるとモンスターペアレントになり、こちらの要望を聞き入れてもらえなくなります。
計画的に、丁寧に、真剣に、冷静にお子さんのことを話さないと、今後のトラブル回避も難しくなってしまいます。
学校側に何を協力してもらうのか、何を話せばいいのか、誰に協力してもらえばいいのか、通常の学校に進学するときのポイントを絞ってお話をしていきます。

学校全体でお子さんの特性について理解してもらう

学校には数百人のお子さんが在籍しており、学校全体ですべての生徒のことを理解しているわけではありません。
しかし、特別支援学級のお子さんは特に配慮が必要な生徒なので、学校側に理解を求めましょう。

例えば、、、

  • どんな障害なのか
  • 何が得意で何が苦手なのか
  • 癇癪などを起こした際はどうすればいいのか

何も知らされていないで癇癪などを起こされると、誤った対応になってしまい余計にパニックになってしまう可能性があります。
親が直接学校に出向いて説明するのが一番伝わりやすく、間違った伝わり方がないのですが、不安であれば紙にまとめたものを学級担任の先生に渡して代弁してもらうという手があります。
学校では年度の初めに何度も会議を重ねて、新学年への準備をします。
その際に、配慮をしてほしい生徒として簡単に紹介してもらいます。

「こんなことをしてモンスターペアレントに思われないか」と不安に思うかもしれませんが、学校でトラブルになった時に「こんな生徒とは聞いていない」「最初にどんな子か教えてもらえれば違ったのに」と言われてしまったら、こちらが悪く感じてしまいます。

あすなろスタッフ:はるみ
最初に話しておくことで、気にかけてくれる先生が多くなり、トラブルの際に助けてくれる可能性が高くなります。進級する際にも改めて担任の先生から話してもらえるようにお願いしておくといいでしょう。

配属される学年や交流学級にお子さんのことを話しておく

先生たちに話した後は、他の生徒にも話しておきましょう。
伝え方を間違えるといじめに繋がりかねないので、慎重に行う必要があります。
支援学級の先生と学年の先生と何度も話し合いを重ねて、タイミングを図ることが大切です。
話す内容も子ども向けに簡単に言い換えなければなりません。

小学校低学年なら

「〇〇は大きな音が苦手だからなるべく静かに話してね、絵を描くのが得意だからみんなと一緒にお絵かきができると嬉しいな」くらいの話し方

小学校高学年以降なら

「〇〇は大きな音でパニックになるので大きな音が出たら静かな場所に連れて行ってください、話し方は短い言葉で簡単に、困っていたら優しく簡単な言葉で声をかけてあげてください」と少し大人の言葉で話してもOK!

苦手なことを話すことで抑止力になることを想定していますが、これを利用していじめをしてくる可能性もあります。

しかし、中にはきちんと理解しようとしてくれる生徒もいるので、そこの可能性にも賭けてみてもいいと思います。
お子さんたちに話した後は、今まで以上に学校側との連絡を密に取る必要があります。
変わったことがないか、からかってくることはないか、トラブルになることはないかなど、しっかり学校の中の生活の様子を聞いておきましょう。

もし、いじめに繋がりそうになったら何度も話して理解を求めていきましょう。
低学年だと「ちょっと変な子なのかな」くらいに思っていたものが、高学年になると「こいつ話が通じないし変な動き多いな、いじってやろう」という方向に変わっていきます。
しかし、障害があることを話してわかってくれる子もいます。
何度も話すことで「いい加減に辞めなよ」といじめてくる生徒を止めてくれる子も出てきます。

あすなろスタッフ:はるみ
時間がかかりリスクも伴いますが、いつかは必要な話です。 前述しましたが、話す際は何度も学校側とタイミングを図って話し合いましょう。

スクールカウンセラーなどを利用する

学校にはスクールカウンセラーの先生が必ず配属されています。
いくつかの学校を掛け持ちしていることが多いので、決まった曜日に学校に来てくれます。
その時に家庭での困りごとや教室でのトラブルについてなど相談することができます。
スクールカウンセラーはお子さんだけでなく、親の相談にも乗ってくれる(あくまでお子さん視線の話)ので、限られた時間を有効活用できるように要点をまとめたノートなどを持参してお話をしましょう。
地域によってはさわやか相談室というもう少しハードルの下がった相談室があります。

さわやか相談室とは

学校でのトラブルについて担任とどう話していけばいいか、他の生徒とどう関わっていけばいいかなどカウンセラーに話すまでの内容ではないけれどちょっともやもやする、といった内容を気軽に話すことができます。

さわやか相談員は基本的に毎日学校にいるので、予め電話で時間帯を聞いておいて来校するのがいいでしょう。

学校側に理解を求めようとすると、やりすぎるとモンスターペアレントに、やらなすぎるとトラブルになってしまうので加減が難しいところです。

あすなろスタッフ:はるみ
まずは特別支援学級の先生と相談して、どのタイミングで何をするかをしっかり話し合っていきましょう。 学校が味方になってくれれば、お子さんは安心して学校生活を送ることができます。 大変かもしれませんが、お子さんのために頑張りましょう!

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あすなろで指導にあたっている発達障害の主な種類

発達障害とは、主に脳の中枢神経の機能不全により起こるとされている障害で、大きく4つに分類されます。また、以下の図のように、2つ以上の特性を併せ持っている場合もあります。

家庭教師のあすなろでは、発達障害のあるお子さんの特性に応じて、適切な指導を行なえるようサポートしています。

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害に含まれる分類):
知的な遅れを伴わない自閉症の分類。コミュニケーションや興味に大きな偏りがみられます。言葉の遅れは見られません。
学習障害(LD):
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のいずれかが極端に困難です。
軽度発達遅延・精神遅滞:
言葉の発達に遅れが見られたり、物事を理解することが難しい。軽度発達遅延はおおむねIQ50~70を指します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD):
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)などを特徴とする行動が、幼少期から見られます。

発達障害のお子さんの教え方についてよくあるご質問

発達障害のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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