小学校に入学する前の準備事項

小学校に入学する前に発達障害と診断された場合、学校とどのようにやり取りをすればいいのか迷う保護者は多いです。
幼稚園では代わりに療育園や支援センターなどの施設に行くことも可能ですが、小学校はそういったものがありません。また、幼稚園などと違って児童数が多くなるので、より多くの人と接することになり、より対人トラブルが多くなります。

先生も特別支援に理解のある先生とそうでない先生と出てくるので、当たり外れも正直あります。

トラブルを回避するために事前にできることは多いので、準備しておくといいものをご紹介します。
今回は健常児と一緒の地元の小学校に行くという前提の準備事項についてご紹介していきます。

子どもの特徴を書いたノート

これはかなり重要なものです。家でどのように過ごしているか、好き嫌いは何かなど、書くことはたくさんあります。

書いておくといいものは、一日のタイムスケジュール・好き嫌い(食べ物や音、素材など)・癇癪が起きたときの対処法・発言の特徴などです。

タイムスケジュール

何時に起きて何時にご飯を食べて何時に家を出るのか、このサイクルを知っておくことで学校側もどんな生活を送っているのか把握できます。健常児であれば自分で何時に起きるのかなど話すことができますが、発達障害のお子さんはそれが難しいので、保護者から伝えておきます。発達障害のお子さんのほとんどは時間にきっちりしている子が多いので、何かぐずることがあった時に「時間通りにできなかったことがあったのかな?」と原因を突き止めることができます。

好き嫌い

発達障害のお子さんは好き嫌いが激しく、とても好きなものととても嫌いなものがあります。特にとても嫌いなものに関しては、それがきっかけで癇癪を起こすきっかけになってしまうので、学校側にも知らせておく必要があります。健常児であれば「それ嫌いなんだよ」と友達に伝えることができますが、発達障害のお子さん はそれができません。そのため、嫌いなものをできるだけ回避できるような環境にしてもらうためにも、教えておきましょう。そして、とても好きなものも癇癪が起きた時に落ち着かせるための道具になるので、これも教えておきましょう。自宅で用意できるものは学校に置かせてもらうのもありです。

癇癪が起きたときの対処法

これもかなり重要なものです。癇癪が起きた時にどうするかは子どもによって違います。狭いところにいきたい子もいれば、毛布をかぶりたい子、水をずっと触っていたい子など十人十色です。自宅でどのように対処しているかを書くことで、学校で癇癪を起こした時にスムーズに対処できます。

発言の特徴

自閉症に多いのですが、言葉の意味を知らずに使う・同じ発言をして同じ答えを待つなど言葉に関しての特徴が見受けられます。例えばぶつかったら暴力的な言葉を言ったり、「東京タワーは?」に対して「高いね」と答えなければならないなど、知っておかないとトラブルになることがあります。

あすなろスタッフ:はるみ
細かいことかもしれませんが、学校トラブルを回避するためにも記載しておきましょう。

学校長・特別支援学級・通常学級・スクールカウンセラーとの面談をする

自分の子どもがどのような子どもであるかを事前に伝えておくと、入学した後がスムーズに進みます。
一見するとモンスターペアレントに思われるかもしれませんが、学校側も知っておいたほうがトラブルにならないですし、何より子どもが過ごしやすくなります。

ただ、すべての学校で教員が面談してくれるわけではありません。
少なくとも特別支援学級の先生とスクールカウンセラーとのやりとりは行っておいたほうがいいでしょう。

特別支援学級に入ったら、通常学級にも席が置かれます!

通常学級と一緒に行う授業は音楽と体育くらいなのですが、週に何回かしか触れ合わないからこそ知っておいてほしいことが多いと思います。
また、通常学級に入ったら30人近い健常児と一緒に時間を過ごすことにもなるので、他の子どもたちに自身の子どもをどのように伝えるか、どのように接してもらうかなどの確認も必要になります。
この時に先ほど紹介した特徴ノートを簡単にしたものを持参するとわかりやすいです。

また、通常学級の子どもたちに保護者からどんな子どもなのか話すのもありです。
どうしても教員からだと細かいニュアンスまで伝えることが難しいですが、保護者からならニュアンスを崩すことなく伝えることができますし、子どもたちから質問があった時にすぐに答えることもできます。
何よりわかりやすく伝えることができます。

幼稚園から一緒の子どもであればなんとなく分かってくれるのですが、違う幼稚園から来た子どもからしたら変な子となってしまいます。変なのではなく個性が強いということを伝えるためにも、席を置いてもらうクラスの教員とも話し合いを重ねましょう。

あすなろスタッフ:はるみ
健常児同士でもトラブルが起きますが、自分たちでなにがきっかけかなどを話すことができます。しかし、発達障害のお子さんは自分で話すことができません。モンスターペアレントに思われるかもしれない・しつこいかもしれない・嫌な保護者に思われるかもしれないと不安になりますが、トラブル回避のためには必要なことです。まずは特別支援学級の先生と話し合いを重ねて、快適に学校生活を送れるように支援していきましょう。

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あすなろで指導にあたっている発達障害の主な種類

発達障害とは、主に脳の中枢神経の機能不全により起こるとされている障害で、大きく4つに分類されます。また、以下の図のように、2つ以上の特性を併せ持っている場合もあります。

家庭教師のあすなろでは、発達障害のあるお子さんの特性に応じて、適切な指導を行なえるようサポートしています。

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害に含まれる分類):
知的な遅れを伴わない自閉症の分類。コミュニケーションや興味に大きな偏りがみられます。言葉の遅れは見られません。
学習障害(LD):
全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のいずれかが極端に困難です。
軽度発達遅延・精神遅滞:
言葉の発達に遅れが見られたり、物事を理解することが難しい。軽度発達遅延はおおむねIQ50~70を指します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD):
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)などを特徴とする行動が、幼少期から見られます。

発達障害のお子さんの教え方についてよくあるご質問

発達障害のお子さんの教え方でよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。 その他、疑問や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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