【受験勉強なにから始めたらいい?】最適な時期や勉強法、勉強内容をご紹介

これから中学受験や高校受験に挑まなければならないお子さんのなかには、何から始めたらいいのかという点や具体的な勉強方法についてわからない方も多いのではないでしょうか?

中学受験・高校受験で成功するためには、まずは、受験に関する情報をいち早く取り込み、計画性をもって取り組んでいかなくてはなりません。

そこでこの記事では、受験勉強前にやっておくといいことや勉強を始める最適な時期、さらに勉強を効率的にすすめるコツなどについて解説していきます。

受験勉強を始める前にやっておくといいこと3選

受験勉強を始める前にさまざまな準備が必要です。

では受験勉強の前にやっておくといいこととしては、具体的にどのようなことなのか確認していきましょう。

1.志望校を決める

受験勉強を始める際は、志望校を決めるのがオススメです。明確な目標をもって取り組んだほうがモチベーションアップにつながり、何をどのように勉強を始めたらいいのか等、勉強の方向性が定まります。

志望校を決めることで、その志望校に合格するためにはどれくらいの学力・偏差値が必要なのかといったことも同時に分かってきます。

そして、自身の現在の学力と照らし合わせることで、特に力を入れなければならない科目や、目指すべき点数などを把握しやすくなるため目標を立てやすくなるでしょう。

2.入試方式を知ろう

志望校が決まったら志望校の偏差値や合格点に加えて倍率なども確認しておく必要がありますが、それだけではなく志望校がどういった入試方式を採用しているのかという点も忘れずにチェックしておくと良いです。例えば中学入試であれば、「4科目入試」や「2科目入試」といった方式が主流ですが、最近では「英語入試」「算数1科目入試」「適性検査型入試」などさまざまな方法が導入されています。また、関西では「3科目入試」もあります。

4科目入試は、「国語・算数・理科・社会」の4科目を採用した入試方式となっている一方、2科目入試は基本的に「国語・算数」を採用しているケースが多いため、入試方式によって対策すべき科目が異なるというわけです。

高校入試に関しても、基本的には「国語・数学・英語・理科・社会」の5科目が採用されていますが、学校によっては実技試験や作文・面接などを採用しているところもあるため、事前に入試方式をよく調べて対策していくようにしましょう。

また、私立の場合、出題傾向はかなり異なります。同じ科目でも、合う合わないがあるので、傾向分析が大切になってきます。

さらに、内申点(調査票)があり、入試当日点と内申点の比率は都道府県によって異なります。内申点が足りない場合は学校のテストを頑張る必要があります。

3.受験のスケジュールを把握

受験勉強は試験当日までの限られた時間のなかで行なわなくてはならず、時間を無駄にしないためにも志望校の入試日程を確認して具体的な勉強の計画を立てることが大切です。

入試日程に関しては受験する学校や都道府県によって日程が異なるため、志望校が決まった段階で上記の入試方式と一緒に確認するようにしましょう。

受験のスケジュールを把握したら、試験日から逆算して具体的な勉強の計画を立てていき、都度進捗を確認しながら遅れが出ている場合は調整し直すなどして対応しましょう。

受験勉強を始める最適な時期はいつ?

受験勉強を始めるにあたって、いつごろから勉強を開始すればいいのか悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。

一般的には、中学受験にしろ高校受験にしろ「早ければ早いほどいい」と言われていますが、実際はお子さんの現在の学力や性格・勉強の取り組み方などによって異なります。

たしかに、早めに受験勉強を始めれば余裕をもって対策できますが、早すぎると少しずつ勉強に対するモチベーションが下がってしまう可能性もあります。なので、お子さんの性格を考慮しながらお子さんと相談して保護者も一緒に考えてあげると良いです。

しかし、ある程度の目安があったほうが勉強スケジュールも立てやすくなるため、ここからは受験勉強を始める時期について解説していきます。

中学受験を始める時期

中学受験勉強を始める最適な時期としては、小学3年の2月〜小学4年の4月の間に始めるケースが一般的です。しかし、小学6年生から中学受験をはじめて、志望校を合格するという例もあります。

中学受験においては勉強しなければならない範囲が広く、中学校で習う内容の問題が出題される場合もあるため、しっかりと対策するにはそれなりの時間が必要になってきます。

また、中学受験の本番は、東京や神奈川であれば小学6年の2月ですが、関西では小学6年の1月ごろと1か月ほど早く始まるため、少なくとも上記の時期には受験勉強を始めておきたいところです。

進学塾によっては小学3年の2月からカリキュラムをスタートさせるところも多いため、自宅での勉強だけでは対策が難しいと感じた場合は塾も検討するとよいでしょう。

塾ではので、受験に関する正確な最新情報を聞くことができるので、情報戦と言われている受験にも有利になります。

高校受験を始める時期

高校受験に関しては中学1年生と2年生で習った範囲の内容から出題される傾向にあり、可能であれば中学1年生と2年生のころから高校受験を意識して勉強に取り組むと良いです。その中でも特に内申点を意識することで、高校受験に必要となる土台作りにもなります。

難関校を目指す場合は応用問題が多く、入試のレベルが非常に高いため、基礎だけでなく応用力もレベルアップしておく必要があります。

応用力をレベルアップするためには基礎学力が必要不可欠になるので、中学1年生と2年生のうちに基礎をしっかりと固め、3年生になると同時に志望校合格に向けた対策を行なうようにしましょう。

部活をしている場合は、引退時期の中学3年生の夏ごろから本格的に受験勉強を開始することになりますが、入試本番まで時間が限られているため、塾に通うのもおすすめです。

勉強方法は?何から始めたらいい?

受験勉強の事前準備や勉強を始める時期について把握したところで、次は具体的な勉強方法や勉強するにあたって何から始めたらいいのかといった点を確認していきましょう。

目標と現状のレベルを把握する

冒頭でもお話ししましたが受験勉強を始めるにあたって、まずしなければならないのが目標の設定と自分自身のレベルを把握することです。

目標となる志望校が決まっていれば、その志望校に合格するために必要な点数や偏差値が分かるため、具体的な勉強スケジュールを立てやすくなります。

志望校の合格ラインと現状の自身の実力にどれくらいの差があるのかを把握し、得意科目を伸ばしつつ苦手科目もしっかりと克服していきましょう。

基礎を基礎を固める

一夜漬けの勉強では受験本番で実力を発揮することが難しいため、限られた時間のなかで勉強しなければならないとしても基礎をしっかりと固める必要があります。

各科目の基礎を完璧にしておけば基礎問題の点数を上げることができるだけではなく、その後に取りかからなければならない応用問題もスムーズに解けるようになるでしょう。

全ての問題に置いて基礎学力が欠かせません。なので、基礎を勉強するときは何となく理解した段階で次に進むのではなく、完璧に解けるようになってから次のレベルや次の勉強に取り掛かることが大切です。

徐々にレベルを上げていく

いきなり難しい問題にチャレンジしたからといって一気に成績が上がるわけではありません。まずは上記のとおり基礎を固めることと現状の自身の学力に合った内容から勉強を始めるようにしましょう。

そして完璧に解けるようになったら少しずつレベルを上げていき、そのレベルが完璧になったらまたレベルを上げるといったように自分の実力やペースに合わせて勉強すると良いです。

いきなりレベルの高い問題に取りかかっても、「解き方がわからない・間違いが多い」といったことがあると勉強に対するモチベーションも下がってしまうため、徐々にレベルを上げていくことがおススメです。

志望校に特化した講義や講座を受講

受験勉強では自宅での勉強がとても大切ですが、自学自習の場合は分からない箇所があっても質問できる人がいないため効率良く勉強をすすめられないといった問題がでてきます。

そういった際は受験や志望校対策を行なっている塾に通って、講義や講座を受講するというのも1つの方法です。

塾に通えば勉強習慣を身につけられるだけでなく、スケジュールに沿って学力アップを目指すことができ、さらに他のお子さんと一緒に勉強に励めばモチベーションアップにもつながります。

過去問に挑戦

しっかりと基礎が身につき応用問題もある程度解けるようになってきたら、実際に志望校の過去問にチャレンジして今の自分の実力を確かめてみましょう。

また過去問を解くことで志望校の入試で出題される問題の傾向などを把握できるため、追い込みをかける際などにより具体的な対策を行なえます。

さらに間違った問題を見直すことで自身の苦手な箇所を知ることにもつながるため、受験勉強をするうえで過去問にチャレンジするのはとても大切です。

受験勉強を効率的にすすめるコツ4選

受験勉強は限られた時間のなかで対策していかなければいけない、言ってしまえば時間との戦いでもあります。

また1日24時間すべてを勉強時間に充てられるわけではなく、時間を意識しながら効率良く勉強をすすめていくことが大切です。

ここからは、受験勉強を効率的にすすめていくコツについて確認していきましょう。

1.目標から逆算をする

受験勉強を始める前に目標となる志望校を決めることが大切だという話をしましたが、これは志望校合格に必要な点数や偏差値を把握するということでもあります。

現在の学力で足りない部分は何か、特に力を注いで対策しなければならない科目は何かといったことを振り返る良い機会にもなります。なので、まずは目標を決めてそこから逆算して勉強に取り組みましょう。

2.正確なスケジュールを立てる

限られた時間のなかで効率良く受験勉強をすすめていくためには、目標となる志望校のレベルや入試日程から逆算してスケジュールを立てることも大切です。

大まかなスケジュールが決まったら次は1ヵ月ごとにスケジュールを組み、さらにそこから1週間ごとに勉強計画を立てるといったように細かく組んでいきます。

1日のなかでその科目に何時間費やすかなども忘れずに決めて、常に日にちや時間を意識しながら勉強することが受験勉強を効率化するコツの1つです。

3.時間を有効活用する

これまで何度もお伝えしていますが、受験勉強ではいかに時間を無駄にしないかが鍵になってきます。ちょっとしたスキマ時間でも有効活用することが効率化を図る大きなポイントになります。

例えば通学に電車を使用している場合は、その通学時間を使って暗記の勉強を行なうのがおすすめで、毎日通学に往復30分かかるとすれば1か月で10時間程度の勉強時間を確保することができます。

ほかにも自宅で授業を受けられるをオンライン授業を実施している塾を利用すれば、移動時間もかからず効率良く受験勉強をすすめられるでしょう。

4.復習をしっかり行なう

受験勉強をすすめるにあたってできるだけ広い範囲を対策するために、どんどん先にすすもうとする方もいますがこのやり方ではきちんと知識が定着せず効率的とはいえません。

学んだことをしっかりと定着させるためには何度も復習をすることが大切なため、復習する時間を設けることを心かけると良いでしょう。

例えば数学の問題を解く際に「この問題はあの公式を使えばいいんだな」といったように、頭のなかの引き出しからすぐに情報を取り出して解答できるようになっているのが理想的といえるでしょう。

まとめ

中学受験や高校受験にチャレンジする際は、

志望校を決める・入試方式を知る・受験のスケジュールを把握する

ことが大切です。

この事前準備がしっかりとできていれば、いざ受験勉強を始めるとなったときに目標や入試日程に沿って勉強計画を立てることができ効率良く勉強をすすめられることができるでしょう。

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