時制の一致~基本編~|高校英語のつまずきやすい単元を徹底解説!

高校の英語では、たくさんの文法、単語などを勉強します。どんな内容を勉強しているときも気をつけなければならないのが「時制」です。英作文などの自分で英文を書く問題で、時制を間違えて×がついてしまった、ということはありませんか?今回はそんな時制に関係する「時制の一致」という英文法のルールについて解説していきたいと思います。


あすなろには、毎日たくさんのお悩みやご質問が寄せられます。
この記事は英語の教科書に基づいて高校生のつまずきやすい単元の解説を行っています。

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm

時制の一致とは

時制の一致とは、
 「1文の中で主節が過去形であれば、従位節も過去形になる」
という英語の大原則です。まずは、例文で見てみましょう。


I think the book is interesting.
(私はその本は面白いと思います。)

この文では主節は「I think」で、従位節は「the book is interesting」です。
この文で主節の「I think」を過去形の「I thought」にしたとすると、従位節も引っ張られて過去形に変わります。

I thought the book was interesting.
(私はその本は面白いと思いました。)

時制の一致という大原則があるので、このように従位節の動詞のisもwasに変化します。
時制の一致は主節が過去なら従位節も過去というシンプルな原則です。まずはこれを覚えておきましょう。

はじめから動詞が現在形でない場合

上で紹介した時制の一致は、元の文の主節と従位節がどちらも現在形でした。では主節が現在完了形や未来形の場合や、元の文の従位節が現在完了形や過去形であった場合はどのようになるのでしょうか。

主節の動詞が現在形、現在完了形、未来形の場合

主節の動詞が現在形、現在完了形、未来形の場合は従位節は主節に引っ張られず、従位節の意味によって動詞が変化します。主節が過去形や過去完了形の場合にのみ時制の一致が起きます。時制の一致では、主節が過去形なら従位節も過去形が原則ですが、従位節の動詞によって主節と同じ過去形ではなく、少し変化する場合もあります。

従位節の動詞が現在完了形の場合

元の文の従位節の動詞が現在完了形の場合は、時制の一致後は過去完了形になります。例文を見てみましょう。


She tells me that she has been living in japan for five years.
(彼女は日本に5年間住んでいると私に話す。)

この文を過去形にすると、現在完了形が過去完了形に変化します。
She told me that she had been living in japan for five years.
(彼女は日本に5年間住んでいると私に話した。)

従位節の動詞がすでに過去形の場合

元の文の従位節の動詞がすでに過去形の場合は、時制の一致後は原則過去完了形になります。従位節が過去形であるということは主節よりも先に起こっている、ということになります。そのため、主節を過去形にしたとき、従位節は過去のある時点までに起こったことを表す過去完了形になります。
例文を見てみましょう。


I know he played soccer.
(私は彼がサッカーをやっていたことを知っている。)

この文を過去形にすると、過去形が過去完了形に変化します。
I knew he had played soccer.
(私は彼がサッカーをやっていたと知っていた。)

従位節の動詞が助動詞の場合

元の文の従位節の動詞に助動詞が付いている場合は、時制の一致後は助動詞が過去形になります。例えば、「will + 動詞の原形」は「would + 動詞の原形」、「can + 動詞の原形」は「could + 動詞の原形」というように変化します。助動詞によっては時制の一致後も変化しない助動詞もあります。具体的には、mustやshouldは変わらず、ought toやused toも過去形がないので変化しません。

例題

次の日本語に合うように( )内に適切な語を入れなさい。
①私は彼が野球選手になりたいのを知っていました。
 I knew that he ( ) to be a baseball player.
②彼らは京都を訪れたことがあると言っていました。
 They said that they ( ) Kyoto.
③私は彼が英語を話せると思っていました。
 I thought that he ( ) Japanese.

解答


wanted
主節が過去なので時制の一致によって従位節も過去形になります。

had visited
彼らが「言った」よりも「訪れた」の方が先に起きたことなので、従位節は過去完了にする必要があります。

could speak
時制の一致によって、助動詞を過去形にします。

まとめ

今回は英文の大原則である「時制の一致」について解説しました。
基本中の基本としては
   「主節が過去形なら従位節も過去形」
です。
しかし、時制の一致を行なう前から従位節が過去の場合などは英文の内容から時制を変化させる必要があります。進行形や完了形などの時制はしっかりと理解するようにしましょう。
下の図が時制の簡単なイメージになります。

現在形、過去形、未来形はその「瞬間」を表し、進行形はその瞬間を「またいで」行われているイメージです。完了形はその瞬間「までに」完了しているイメージです。

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