苦手な科目は?と聞かれると答えられることが多い、「算数・数学」という教科。
計算問題・文章問題・図形問題・統計問題の4つに大きく分類されますが、今回は計算問題対策の方法を紹介していきたいと思います。
計算問題の対策はずばり、計算力を鍛えることです。計算力が身についていないと、算数や数学に苦手意識を持ってしまいます。
算数や数学の問題を解くにはは試行錯誤を繰り返し、「この解き方だと時間がかかるし、途中で間違えるかもしれないから、別の解き方で解いてみよう」というように、いくつかの解き方からベストな解法で解くことが求められます。
※ここでいう「計算力」とは問題を解くために立てた式を速く正確に解く力のことを指します。
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計算力を鍛えるために必要なこと
まず、計算力を鍛えるためには何が必要になってくるのでしょうか。
計算力を鍛えるためには、「計算の量」と「計算するときの質」が必要になってきます。
どんなに速く計算でき、どんなに正確に計算できていても、ケアレスミスでその答えが間違っていたり時間内に解けていなければ意味がありません。
ここでは「計算の量」と「計算するときの質」について詳しくご紹介していきます。
計算量
計算力を鍛えるためには、これまでにどれだけの問題を計算してきたかという「量」や「経験値」がとても大事になってきます。
小さい頃からそろばんや塾に通っており、これまで数多くの計算問題を解いてきている人は計算力が高い人が多いですよね。
これは、間違いなく今まで数多く計算してきた経験による量の差が大きく影響しています。
計算力を鍛えたい方は数多くの問題を解いていき、練習をしていくことが必要です。
計算の質
意外と見落とされがちなのが、この計算の質です。何も考えずに計算問題を解いて行くだけでは計算力は鍛えられません。
スポーツ初心者が間違ったフォームでとにかく量をこなしていても上達はしませんよね。計算にも正しいフォームがあり、それを意識して練習をこなしていくから上達するのです。
計算しているときに「どうやったらこの問題が効率よく解けるのか」「計算できるのか」という工夫を意識することが重要です。
計算力を鍛える方法
鍛える方法その① 習慣的に計算問題を解く
計算力を鍛えるためには、習慣的に計算問題を解いて行くことが大切になってきます。
そこでおすすめなのは、勉強する計算問題のスケジュールを毎日作成することです。 計算問題を解くことを習慣化する必要があるので、まずは目安として1日の問題数は10問〜20問程度がおすすめです。
また問題数に応じた目標時間も設定し、丸つけをして間違えた問題を解き直してなぜ間違えたかを考えるようにしましょう。
習慣的に計算問題を解いていくことで計算スピードも上がり、自分の間違えやすい問題にも気づけるようになります。
鍛える方法その② 暗算力を鍛える
問題を解くときは必ず時間内に問題を解いていく必要があるため、計算のスピードも要求されます。
この計算のスピードを上げるためには「暗算力」を鍛えることが大切です。 最初は時間がかかっても、暗算を繰り返し行うことでしだいに計算力が上がっていきます。 ここで暗算力を鍛えることができます。
鍛える方法その③ 途中式を書く
こちらは計算の質に該当する部分です。
計算問題を解いているときに途中式を書かなかったり、小さく書く人がいますが、途中式は必ず大きく丁寧に書くようにしましょう。
あとで見直すときに、字が小さいことによって自分で自分の書いた字が読めなかったり、書いてある字と違う字と読み違えたりして、間違いを見つけにくくなります。
あとから自分でどこが間違っていたか気づけるように、練習をするときから途中式は大きくていねいにきれいに書くようにしましょう。
鍛える方法その④ 効率の良い解き方を考える
こちらも計算の質に該当します。
計算力を鍛えるために問題を解くときは「どうすれば効率よく計算できるのか」という工夫する仕方を考えましょう。
できるだけ計算量を少なくして自分の解きやすい方法を見つけ出し、複雑な計算を避けることが大切です。
鍛える方法その⑤ 解く時間を意識する
計算力は正確さとともに、速さも鍛える必要があるため解く時間を意識しましょう。
制限時間を設定することによって、自ら計算のスピードを上げる意識をすることができます。
いかがでしたでしょうか?
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