「a」と「the」の違い|高校英語のつまずきやすい単元を徹底解説!

英文では名詞の前に「a」や「the」がよくついていますよね。自分で英文を書くときに名詞に「a」をつけるか「the」をつけるかちゃんと分かりますか?今回は中学の英語のときから出てきている「a」や「the」といった「冠詞」について解説していきたいと思います。


あすなろには、毎日たくさんのお悩みやご質問が寄せられます。
この記事は英語の教科書に基づいて高校生のつまずきやすい単元の解説を行っています。

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm

冠詞とは

「冠詞」とは限定詞の一種で名詞についてその定性を表すものです。しかし冠詞は日本語にはない概念なので完全に理解するよりもイメージをつかむことを大切にしましょう。

基本的なこととして、英語の冠詞には「a」と「the」の2種類があります。まずはそれぞれについて見ていきましょう。

冠詞「a」

「a」は不定冠詞と呼ばれる冠詞で不特定な名詞につけます。この「a」は日本語では表現されないもので、英語の単数名詞につきます。
また、不定冠詞をつける名詞が母音(a、i、u、e、o)で始まる場合、不定冠詞は「a」ではなく「an」になります。

冠詞「the」

「the」は定冠詞と呼ばれる冠詞で特定できる名詞につけます。この「the」は日本語では「その」に当たり、単数名詞と複数名詞の両方につけることができます。
また、定冠詞をつける名詞が母音(a、i、u、e、o)で始まる場合、定冠詞「the」は発音が変化します。名詞が子音で始まる場合は「ザ」、母音で始まる場合は「ジ」と発音します。

基本的には「a」は名詞が特定できないとき、「the」は名詞が特定できるときにつけます。

不定冠詞「a」

基本的な「a」や「an」の使い方は可算名詞の単数形の前につき、その名詞が単数形であることを示します。このときの「a」や「an」はあまり意味を持っていないので訳す必要はありません。
また、「a」や「an」には以下のように意味を持つ場合があります。

「1つの~」

「a」はoneと同じ意味で使うことがあります。
例:an hour → 1時間

「ある~」

不特定の何かを表す場合にも「a」を使うことができます。このときの「a」は英語の「certain」と同じ意味になります。
例:He was born in a hospital. → 彼はある病院で生まれた。

「~につき」

「a」は「per」と同じ意味で使うことがあります。
例:twice a week → 1週間に2回

「どの~」

「ある種族に共通する特徴」を述べる場合には「a」は「any」と同じように「いづれの~」、「どの~」という意味になります。
例:A penguin can’t fly in the sky. → どのペンギンも空を飛ぶことができない。

「~ような」

「a」は「such」のように「~ような」と訳す場合もあります。
例:He is not a man who lies. → 彼は嘘をつくような男ではない。

定冠詞「the」

定冠詞の「the」は単数形でも複数形でもつけることができ、以下のような名詞の前につきます。

・一度出てきた名詞
・話には出てきていないが特定できる名詞
・唯一無二の名詞
 例:the sun → 太陽、the universe → 宇宙
・「the + 形容詞」で「~な人々」
 例:the young → 若い人々(=young people)
・固有名詞に「the」が含まれている場合
 例:the pacific ocean → 太平洋、the Asahi → 朝日新聞

例題

次の( )に適切な冠詞を入れなさい。
①Take this medicine three times ( ) day after meals.
②Paris is ( ) capital of France.
③Rome was not built in ( ) day.
④He lives near ( ) Japan Alps.

解答


( )に入るのは「a」。「~につき」という不定冠詞の用法。

( )に入るのは「the」。「of + 名詞」で限定されているので定冠詞を使う。

( )に入るのは「a」。「ローマは1日にしてならず。」ということわざ。

( )に入るのは「the」。複数形の固有名詞につくのは定冠詞。

まとめ

今回は冠詞の「a」と「the」について解説してきました。基本的にはどれを指すか聞き手や読み手が特定できる名詞につくときは「the」、できないときは「a」をつけます。

不定冠詞「a」

・「1つの~」(=one)
・「ある~」(=certain)
・「~につき」(=per)
・「どの~」(=any)
・「~ような」(=such)

定冠詞「the」

・一度出てきた名詞
・話には出てきていないが特定できる名詞
・唯一無二の名詞
・「the + 形容詞」で「~な人々」
・固有名詞に「the」が含まれている場合

関連記事があります

三角比の基礎編|高校数学のつまずきやすい単元を徹底解説!
高校生の夏休み!どんな勉強をすればいい??
英語の5文型|高校英語のつまずきやすい単元を徹底解説!
確率分布と統計的な推測|高校数学のつまずきやすい単元を徹底解説!
受験勉強の息抜きについて

目からウロコの体験授業が無料で0円 先生と生徒たちの楽しそうな写真 たった15分でだれでも楽しみながら、大きく点数アップ↑できる勉強法を教えます!お申し込みはとってもカンタン!無料の体験授業に申し込む

もし、他のところと迷われたら…一番にお電話ください。
あすなろでは、家庭教師が初めての方に安心していただけるよう、質問や疑問に丁寧にお答えします。無理な勧誘は一切無いことをお約束いたします。

無料の体験授業

昨年(2023年)は1,000人以上が体験授業で実感!
わかる」喜びと「できる」自信が持てる無料の体験授業実施中!

私たちは、一人でも多くのお子さんに「勉強のおもしろさ」を知ってほしい。そんな想いで無料の体験授業を実施しています。私たちは、一人ひとりのお子さんの目線に立って、得意・苦手な分野に合わせて、勉強のやり方を提案します。この体験授業がお子さんの勉強の悩みを解消するキッカケになれば嬉しいです。

無料の体験授業で、「たった15分の勉強で、今までの3倍の効果を出せる勉強方法」を無料体験で実感してみませんか?勉強が苦手な子ほど、ほんの少しのキッカケで必ず変えてみせます!

フリーコール0120-32-4152 午前9時~午後10時土日祝も受付しております

あすなろのお約束

  • 学校の授業・教科書を中心に、苦手科目に合わせて5教科指導しています。
  • 国公立大学を中心に、「お子さんの成績アップを手伝いたい!」とやる気と熱意溢れる家庭教師をご紹介します。万一、相性が合わない場合無料で何度でも交代ができます。
  • お子さんの習熟度に合わせて、成績アップと第一志望合格を目指して指導を行ないます。
  • 私たちが目指すのは、「あすなろでやってよかった!」と実感していただくことです。
あすなろまるわかりBOOKを資料請求する
無料の体験授業に申し込む
受験勉強が100倍楽しくなる本を資料請求する
発達障害・不登校のお子さんのためのサポートブックを資料請求する