こんにちは、あすなろスタッフのカワイです!
今回は絶対値という言葉について解説していきます!
聞いたことがない方のが多いと思います。
「これ以上ややこしい言葉を増やさないで…」と焦っている方もいるかもしれませんが、絶対値は一度覚えてしまえば、本当に簡単です。足し算よりも簡単です。
では、解説をはじめていきます!
あすなろには、毎日たくさんのお悩みやご質問が寄せられます。
この記事は数学の教科書に基づいて中学校1年生のつまずきやすい単元の解説を行っています。
参照元:文部科学省 学習指導要領「生きる力」
絶対値とは?
「絶対値」という字面から意味が全く伝わってこない言葉ですよね。
「絶対値」とは「0からどれだけ離れているかを表す値」と覚えてもらえれば大丈夫です。
元々の意味は、「基準となる点からどれだけ離れているか」なのですが、数学での基準となる原点は「0」なので、0からの距離を表す値を絶対値と呼んでいます。
言葉の意味だけ教えられても分からない!と感じていると思うので、実際に数直線を使って表してみますね!
数直線で表すと…?
いきなりですが、問題です。突然だと解けないよ!と焦っているかもしれませんが、とても簡単ですので挑戦してみてください!
- -1の絶対値は何ですか?
- -5の絶対値は何ですか?
繰り返しですが、絶対値は「0からどれだけ離れているかを表す値」ですので、0からの距離を考えてみてください。
この距離を視覚的に理解できるのが数直線です。みてみましょう!
0と-1や-5の間隔を数直線で表してみると、下のようになります。
正の数は絶対値と全く同じ値となりますが、負の数の絶対値は、数直線に示した値から「ー(マイナス)」の符号を取った値になります。
くどいようですが、絶対値というのは数直線の上での0を基準とした「距離」を表すので、その場所からどれだけ離れているかを表す数、すなわち正の数で表すのです(だから絶対値は負の数にはなりません)。
例えば、「ここから郵便局までの距離を教えて下さい。」と言われて、「-100mです。」とは言いませんよね。どちらの方向に進もうとも、距離は正の数で答えますよね。これと同様です。
絶対値を聞かれたら、正の数で必ず答えましょう!
さて、先ほどの問題の答えは以下のようになります。
- -1の絶対値は何ですか? 答え:1
- -5の絶対値は何ですか? 答え:5
もう分かっている人もいると思いますが、5も-5も絶対値では同じ5となります。
5も-5も、基準の「0」からの距離は「5」離れているからです。もちろん他の数字でも同じですよ!
まとめ
- 絶対値とは0からの距離を表す値
- 正の数の絶対値は、そのままの値
- 負の数の絶対値は、負の符号を取った値
絶対値の意味を理解しさえすれば難しくないと思うので、しっかり覚えておきましょう!
やってみよう!
問題
- 次の値の絶対値を答えましょう
- -4
- 9
- -7
- 6
- -1.2
- 絶対値が等しくなる組をすべて選びましょう
- 6
- -8
- 3.5
- -6
- -2.2
- -3.5
答え
- 次の値の絶対値を答えましょう
- 4
- 9
- 7
- 6
- 1.2
- 絶対値が等しくなる組をすべて選びましょう
- 6,-6
- 3.5,-3.5